代表幹事挨拶 2005・2006年度代表幹事 米田雅夫

地域から必要とされる日本建築家協会(JIA)群馬地域会への脱皮

■JIA群馬クラブ

私たち公益社団法人日本建築家協会の会員は国家資格免許である建築士の資格を持つもののうち建築設計・監理の専業及び行政、教育の分野の建築士を中心に組織され、社会と建築主の立場に立った正しい建築設計・監理のあり方について真摯な姿勢で研鑽を積んでいます。

関東甲信越支部群馬地域会(略称:日本建築家協会(JIA)群馬地域会)は群馬県下に活動拠点をもつ会員によって自発的に地域に根ざした活動を展開してまいりました。

 

■建築界の現状

一般に建築を考えるとき専門家の手助けを必要とします。そのなかでも最も重要な設計段階をどのようにしたら良いか迷うところです。

しかしながらゼネコン、建設業者、工務店、プレハブ住宅メーカー、ハウスメーカー等々がそれぞれ活動する経済活動の側面からはなかなか私たちの職能集団の存在が見えにくいものです。結果,建築を必要とされる側に私たちのおもいが届かずにいる現状があります。

 

■広報活動と継続職能研修

今年度の目標として少しでも私たちのおもいが地域社会の皆様に届くような広報活動に力を入れてまいります。

  1. 日ごろの活動の成果を発表する建築作品展や建築家の卵たる学生諸君を励ますための学生作品コンクールを統合して建築祭を開催いたします。
  2. 昨年度は民家の実測調査をベースにした地域活性化についての活動始めており、公的機関の補助金事業に発展しましたが今年度も引き続き継続拡大すると共に事業の窓口の整備を行ってまいります。
  3. 私たちの職能に対する姿勢を示すため会員の義務である職能継続教育(CPD)について年間12回の「JIA群馬セミナー」を開講し、会を挙げて履修に取り組むと共に会員外の建築士をはじめ興味のある方にも研修の場を提供します。このセミナーを機会にぜひ当会への入会を期待いたします。

このホームページを通じて様々な建築についての情報、話題をお伝えしてまいりたいと存じますのでどうぞご理解と関心をお寄せくださいますようお願い申し上げます。

2006年度組織表

2006年度組織図

2006年度 委員会活動

平成18年度事業計画に基づき、本部及び支部事業への参加並びに下記の地域会事業を実施する。

活動方針「地域から必要とされる日本建築家協会(JIA)群馬地域会への脱皮」

JIA理念に基づき、日ごろの業務を通じて地域の特性を把握しつつ郷土の環境形成に積極的に寄与できるよう、県内各方面への広報活動、ならびにこれらを可能にする自らの資質向上、維持を図るための研修事業を行う。

昨年度は進入会員の参加により新事業が多かったにもかかわらず、当初の事業を展開することができた。教訓として今後とも新規会員獲得のための継続的な働きが重要といえる。

  1. ホームページの運営
    • ホームページをブログ形式に改変しいっそう会員が使いやすい環境を整備し、伝達の速達性を生かし、日本建築家協会(JIA)群馬地域会の存在を広くアピールする。
  2. CPDプロバイダー事業 2006年度JIA群馬セミナーの運営
    • 年間を通じた計画性ある研修計画を会員に提供するほか、建築設計にたずさわる多くの会員外の受講者を集め、会員獲得を含め会の活性化を図る。
  3. 日本建築家協会(JIA)群馬地域会建築祭の実施
    • 会員の作品発表、CPDプログラムによる講演会、学生作品コンクール、および小学生対象とした折り紙教室を集約して発表する機会とする。昨年度なし得なかったことなどを検証し、いっそうの充実を図る。
  4. 会友制度の充実
    • 会員拡大の準備的段階として会員資格適格者、および学生層への会の存在アピールとして制度を機能させるための施策を講じる。
  5. NPO事業への支援
    • 特定非営利法人都市景観研究機構(VALO)の活動を支援する。

各委員長コメント

総務委員会 委員長 萩原 渉
  • 総務委員会としての特別な事業の予定はなく、手帳の作成、各セクションとの連絡・調整に努める。
CPD委員会 委員長 小林 正義
  • 会費制を導入し、JIA正会員の年間必須履修単位36単位を取得すべくセミナー・見学会等を企画運営し、また本年度はワークショップの導入も検討したいと思います。
広報委員会 委員長 羽鳥 悟
  • 新しいホームページがスタートしたばかりなので、今後一段の拡充を図る計画です。
学生作品コンクール実行委員会 実行委員長 石川 純男
  • 将来の建築家を目指して努力している県内の学生達の設計作品に、実社会からの評価を与え、学生時代の記念として、また実社会でのいっそうの活躍を期待して「学生作品コンクール」を実施する。
    1. 「学生卒業設計コンクール」は、学生参加型の学外での公開審査とし、さらに一層内容の充実を図っていく。最優秀作品は「全国学生卒業作品コンクール」に出品する。
    2. 「学生卒業設計コンクール」の東京都や長野・新潟地域会との交流は、今後とも継続していく。「全国学生卒業設計コンクール」へは委員として参加する。
    3. JIA北関東甲信越地域会主催の「学生課題設計コンクール」は、今後各地域界との協議にもよるが、今年度も開催する方向で検討していく。
建築祭実行委員会 実行委員長 長井 淳一
  • 会員作品展、学生設計コンクール、こども建築教室を中心に私たち建築家の職能、素顔を地域の皆様に知っていただく機会として建築祭を開催します。前回は前橋中心市街地で開催し、多くの経験、成果を得ました。今年度もこの体験を活かしより地域と結びついた企画としていきたいと思います。
群馬建築相談室 室長 松村 和雄
  • 相談開場の確保ができるか検討を継続し、相談室員の研修会の開催に向けて検討する