- 2019.05.15
- まち歩き・見学会
まち歩き:旧岩淵本宿を歩く
開催日時:2019年1月19日(土)
集合:13:30 南北線 志茂駅改札口前
解散:17:00 JR線 赤羽駅付近(懇親会17:00以降)
主要訪問先:西蓮寺→熊野神社→赤水門→八雲神社→岩淵問屋場址之碑→コトイロプロジェクト→赤羽一番街
参加者:13名(懇親会15名)
北区は京浜東北線沿いの崖線を境として、西側に台地、東側に低地が広がります。今回は赤羽駅よりも東側の低地にある旧岩淵本宿を歩きます。
このかいわいは江戸時代、日光御成道や下板橋宿への道の往来と水運に恵まれ繁栄していました。その後明治を迎えて鉄道が引かれ赤羽駅が近くにでき、工場や住宅、商店街などが赤羽駅の周辺に作られて風景やまちなみも一変していきます。
一方荒川の氾濫による洪水被害を抑制するために大規模な土木工事が大正末期から昭和初期にかけて行なわれ、水門や荒川放水路が整備されていきます。岩淵水門の歴史を荒川知水資料館で探索し、かつてのこの地域の近世から現代にかけての建物やまちなみの名残、それに現在の取り組みを訪ねます。
【まち歩きを終えて】当日は晴天に恵まれたぽかぽか陽気で、事前下見時の寒波による冷え込みがウソのような絶好のまち歩きになりました。
志茂駅からわずかに登り勾配になる旧道をめぐり、お寺や庚申塔、道標、碑、まちなみなどかつての名残を味わいました。そうした名残のなかで、染色工場だった跡地に建てられた棟割り長屋に若い新しい息吹を吹き込みつつエリアマネジメントに取り組まれているコトイロプロジェクトのお話を、岩淵家守舎代表の織戸龍也さんにしていただきました。
鎌倉から江戸時代の名残を味わい、現代の取り組みをお聞きした後は戦前戦後の夜のいこいの場として、さらにいまも「センベロ」として多くのひとびとを惹きつけている赤羽一番街のお店で懇親会となりました。(深川良治)