人となりを理解しあえているからこそ離れたTV 会議等の情報交換のタイムリ ーな時間が尊い。居場所を特定しないコミュニテイー。少し距離を開けることで親子もお互いの視点に立ち、今まで見えなかった存在に気づく。思いやる心、そんなやさしさを突き詰めていく。
リビングの中心を占めていた大型テレビの存在は遠のき、一人一人が壁のない個の領域に居ながら、家族の楽しい会話が弾む。壁のない個室、個室から望む世界は家族の生き生きとした暮らし。家族が集まる居場所は家族独自のもの、一層近隣の自然と対話のできることが理想です。
変化、ストレスが成長へと変換する。冒険、リスク、不確実性を愛することにより強くなれる。日頃美しい自然も一時は大災害、人を脅かす。衝撃を豊かさに変換するもの、衝撃の結果として少しでも暮らしを享受できるような住まい。
時間が経過するほど価値を生み出せる自然エネルギーの積極的利用を考えていきたいと思うのです。
記: かたくら たかゆき
コロナウイルスで暮らしと住まいは変わる!?
世界中を襲った新型コロナウイルスという大災害の中でのすごし方、そしてその後の暮らしや住まい、環境に対する意識や価値観は変わるのでしょうか。 住宅部会の 建築家達がリレー形式で、それぞれの視点で語ります。