緊急事態宣言の自粛中、DIYや園芸に目を向ける人が増えました。家に居る機会が増えて、掃除片付けや庭造りなど、まとめてできる時間が出来ました。今後もテレワークの導入で、移動時間が趣味の時間に取って代われるチャンスでもあります。
しかしながら、同じ暮らしが続くと単調になり飽きてしまいます。今まで以上に家の中の密度は増え、ストレスの原因にもなりかねません。これから家を建てようという事であれば、近ず離れずの提案も思い描けますが、現実は今までの暮らしの延長です。
家の中だけでは窮屈になりがちです。もし一軒家であるなら庭を見直してみませんか。道路際は大抵が車庫でコンクリートが打たれています。この部分を緑にするだけで、まるで世界が変わります。道路際は光を遮りませんので、植物は良く育ちます。いずれは車の要らない世界が来るでしょう。塀をなくし、建物と一体となった植物を育てて、これからの暮らしを緑で癒してもらいましょう。
記:中澤 克秀
※道路際 奥行き3m程度でも、緑は十分に育ちます。(写真は西面道路)
新型コロナウイルスで暮らしと住まいは変わる!?
世界中を襲った新型コロナウイルスという大災害の中でのすごし方、そしてその後の暮らしや住まい、環境に対する意識や価値観は変わるのでしょうか。 住宅部会の 建築家達がリレー形式で、それぞれの視点で語ります。