STAY HOME から WITH コロナ、AFTER コロナへと変わりましたが、それは元の暮ら しに戻るのではなく、新たな習慣や常識への変化が求められています。
4月、緊急事態宣言から暫くは、大豪邸や一人暮らしを除き、人口密度の高い家の中 で長期間滞在するという事態に、多くの家庭から各々の居場所がない、居心地が悪いとい う嘆がこぼれていました。そして、職場や学校が再開、徐々に社会活動が再開されはじめ た今、あの暮らしは「有事」一過性という意識は移り、マスクやソーシャルディスタンス は意識しても、住まいに対してコロナ暮らしに照準を合わせた会話が聞こえなくなってき ました。
しかし、暮らしや住文化を語る要素として、この度の教訓(一瞬に暮らしを一変したウィ ルス事への備え)は意識せざるを得えません。そしてそれは、対ウィルス等ハードや技術 面ではなく、暮らしに対する考え方や価値感を見つめ直すことなのかもしれません。
記:高橋隆博
新型コロナウイルスで暮らしと住まいは変わる!?
世界中を襲った新型コロナウイルスという大災害の中でのすごし方、そしてその後の暮らしや住まい、環境に対する意識や価値観は変わるのでしょうか。 住宅部会の 建築家達がリレー形式で、それぞれの視点で語ります。