報 告
地域活動の集合体がJIAであることから、地域組織との連携や支援も、支部環境委員会の大切な活動と考えています。そこで群馬地域会と共に建築・環境の視点で「地域から」考えるSDGsシンポジウムを開催しました。
利根川を望む 貴賓館 として明治43年に建てられた臨江閣別館にて、 群馬県をはじめとした行政の方々、他団体の方々、多くの出席を頂き終了しました。
初めに川久保先生からは”いまなぜSDGsが必要か”という話から、世界や日本政府の動き、私たち建築の分野がどのようにアプローチ出来るかなど、最新の情報を交えて解りやすくお話いただきました。
「環境配慮型建築の必要性、建築物におけるライフサイクルの社会的影響から、建築関係者はもっと上手くSDGsを使い発信してほしい」と励まされました。
今回、地域との連携でSDGsにはローカルやパーソナルな特性があることも会場と共有できました。SDGsを「自分ごと化」して考えることにより自らの強みや弱みを知り、社会貢献と持続可能な発展を同時に達成するツールとして、複雑な現代社会にはかかせないアイテムのように感じました。
SDGsを学ぶことにより俯瞰的で長期的な視点がうまれ、パートナーシップを持って持続可能な社会を形成していくというSDGsの本質を理解し、今後もSDGsをさらに深めて多くの人達や企業への啓蒙をしつつ、共に学びこの取組みを促す事が JIA環境委員会・群馬地域会としてのミッションであると SDGs宣言 もできました。
私達の学びも建築分野のSDGsもこれからですが、今回の「地域から考えるSDGs」に確実な手答えを感じ、環境委員会では、引き続き地域や建築関係者、皆さんと一緒に考え学び合える機会を作り、持続可能な社会の実現に向けて貢献できればと考えています。
会報誌 Bulletin 2020 春号 に環境委員会の活動が紹介されますので、 お読みいただければ幸いです 。
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概 要
【JIA 関東甲信越支部 環境委員会 SDGs 企画】
SDGs とは、建築家として、生活者として、未来への責任を共有するということだと思っております。建築は一人一人の命と幸せを守るためのものです。これまで、私たち設計者はどのゴールにも親和性をもって学び、議論し、実務にあたって参りました。あらためて明確にされた目標には勇気をあたえられ、「宣言」の持つ力に未来の可能性を見出しています。本日は、JIA 群馬地域会と共に、SDGs を建築・環境の視点で「地域から」考えてみたいと思います。切り口は私たちの住まい、住環境です。ご来場の皆様におきまして、この機会を通じ、SDGs をより身近なものに感じていただければ幸いです。
[JIA環境委員会委員長 長井淳一]
詳細情報
- 開催日
- 2020年2月22日(土)
- 時 間
- 14:00〜開会
- 会 場
-
臨江閣 別館1階 西洋間〔国指定重要文化財(建造物)〕
(群馬県前橋市大手町三丁目15 番) - 講 師
-
講師:川久保俊(法政大学デザイン工学部建築学科准教授)
パネリスト:新井かおり(Atelier Bio)/横堀将之(米田横堀建築研究所)
コーディネーター:小林 光義(群馬地域会代表幹事)
司 会:横田 順(環境委員会) - 参加対象者
- 一般/学生/JIA会員
- 参加費
- 1,000 円
- 定 員
- 50名
- CPD
- CPD プログラム申請中
- 問合せ先
-
JIA 関東甲信越支部 群馬地域会(担当:上原)
E – M a i l:gunma @ jia-kanto.org / T E L:090-3800-3696
H P:https:jia_gunma.typepad.jp - 申込方法
-
氏名・住所・TEL・E-mail を明記の上、E-Mail またはホームページよりお申込み下さい。
- 主 催
- JIA関東甲信越支部環境委員会
- 共 催
- JIA関東甲信越支部群馬地域会
- 後 援
-
一般社団法人群馬建築士会, 一般社団法人日本建築学会関東支部群馬支所
一般社団法人群馬建築士事務所協会, 特定非営利活動法人景観建築研究機構