第3回　JIA神奈川建築フォーラム（第4回学校研究会＋展示）のお知らせ

第3回　JIA神奈川建築フォーラム（第4回学校研究会＋展示）

2019年11月10日（日）14：30～17：30 会場：象の鼻テラス　神奈川県横浜市中区海岸通1

ＣＰＤ　3.0単位 　JIA神奈川建築フォーラムチラシ2019

「地域とともにある学校」サステナブルで豊かな暮らしに向けて

近年、学校建築を巡る社会的な状況は大きく変わってきました。老朽化対策・長寿命化が検討される一方で、小中一貫教育をおこなう「義務教育学校」が制度化されるなど、学校施設の再編に向けての議論もされています。
また、東日本大震災を経て、児童・生徒の安全確保に加えて、非常災害時に避難所として機能するための安全性や防災対策がクローズアップされるようになりました。一方、地域との関わりにおいては、コミュニティスクールとして学校と地域住民が力を合わせて学校を運営する取り組みもすすめられています。
今後、各地で学校建築の建替え等がすすめられることとなりますが、単なる施設として計画されるということで良いのでしょうか。地域社会の持続可能性－サステナビリティということを考えれば、地域に根ざした公共施設である学校建築が果たす役割は大きいはずです。学校と地域連携の課題や可能性を踏まえ、地域とともに歩む学校建築のあり方を探ってみたいと思います。
ＪＩＡ神奈川代表　　小 泉 雅 生

14：30-15：00 ミニコンサート：フルート2重奏（村上 聖・石黒 舞)

村上 聖 (むらかみ　せいら)
国立音楽大学大学院修了。フルート奏者として東京、秋田を中心に活動中。東京2020PRステーションBGMにフルートで参加。帝国ホテル等でのパーティー演奏の他、式場演奏、施設訪問演奏など様々な場面で演奏を行なっている。

石黒 舞 (いしぐろ　まい)
現在、東京学芸大学大学院修士課程2年次在籍中。

第19回秋田県青少年音楽コンクール管・打楽器部門グランプリ。同コンクール第20回記念演奏会にて演奏を披露。

15：00-17：30 第4回学校研究会

シンポジウム　　司会　柳澤潤/関東学院大学・コンテンポラリーズ
Ⅰ　地域とともにある学校とコミュニティ・スクール　・　堀井啓幸
Ⅱ　秋津コミュニティでの実践の秘訣　・　岸　 裕司
Ⅲ　地域と連携した学校建築　・　横山俊祐

パネルディスカッション
建築が果たすべき役割、建築家が果たすべき役割

堀井啓幸　（ほりい　ひろゆき）常葉大学教育学部教授
帝京女子短期大学、富山大学、山梨県立大学人間福祉学部教授を経て現職。専門は教育経営学であるが、教育学と建築計画の融合による学校と地域のあり方について、研究成果を発表している。現在、山梨県南部町学校運営協議会委員、静岡県コミュニティ・スクール連絡協議会専門委員など。

岸　裕司　（きし　ゆうじ）秋津コミュニティ顧問
1952年東京生まれ。習志野市立秋津小学校区の生涯学習団体・秋津コミュニティ顧問兼同小学校コミュニティルーム運営委員会顧問、文部科学省コミュニティ・スクール推進員、日本大学非常勤講師、 (株)パンゲア代表取締役。著書『学校開放でまち育て』『学校を基地にお父さんのまちづくり』ほか

横山俊祐　（よこやま　しゅんすけ）大阪市立大学大学院工学研究科教授
熊本大学工学部建築学科助手等を経て2005年より現職。教育施設・住宅・福祉施設などを対象とした建築計画学研究。著書：「オーラルヒストリーで読む戦後学校建築−いかにして学校は計画されてきたか（学事出版）」「住まい論（放送大学教育振興会）」他。設計作品・設計指導：「大阪市立大学高原記念館」「水上村立湯山小学校」「泉南市立泉南中学校」「守口市立樟風中学校」等。