報 告
前半のセミナーでは、まず高橋昌巳氏と遠野未来氏から「まちなかで土壁の家をふやす会」の活動や実績を通して「土壁」によるこれからの住まいとまちなみについて。次に山田貴宏氏から「土壁の家の温熱性能について」。最後に安井昇氏から「土壁の家の防火性能」についてお話をして頂きました。後半はモデレーターの中村謙太郎氏を中心に車座シンポジウムを開催。中村さんから日本の土壁の歴史についてのお話を頂いた後、環境委員会メンバーの質問も交えながら、土壁のもつ様々な魅力やデザイン、新たな暮らしやまちづくりの提案、コストや左官職の課題など、パネリストによる活発な意見交換が行われました。61名もの方にご参加頂き、盛況なシンポジウムとなりました。参加者には「土壁」が身近なものと感じられる良い機会になったのではないでしょうか。(参加者:61名)
アーキテクツガーデン2016公式プログラムレポート(5ページ目)
セミナー当日の動画はこちらからご覧いただけます。
YouTube:「これからの土壁の家」現代人にとっての住まい・まちなみを考える(公益社団法人 日本建築家協会)
概 要
これからの土壁の家〜現代人にとっての住まい・まちなみを考える〜
アーキテクツガーデン2016公式プログラム
健康・省エネ・防災・景観、そして美しさ−−−
全てに優れる「土壁の家」には今後どのような可能性があるのか、ともに考えてみましょう!
最近では建てる機会が少なくなってしまった「土壁の家」ですが、2020年に予定される国の省エネ基準の義務化にむけて、つくりかたの議論が今なお続いています。昨年、東京近郊の建築家が集まり「まちなかで土壁をふやす会」として、セミナーやワークショップを行い、様々な視点から「土壁」を見直してきました。今回の車座セミナーでは「土壁の家」の防火や温熱性能、そして新たな可能性について、会の活動を振り返りながら、環境委員会、そして会場の参加者を交え、活発な意見交換を行いたいと思います。新築、改修を考えている住まい手、設計者、施工者、学生・・・多くの方達のご参加をお待ちしております。
第1部「これからの住まいとまちなみ–まちなかで土壁の家をつくる会の活動を通して–」
講師:高橋昌巳(建築家)、遠藤未来(建築家)
第2部「土壁の家の温熱性能」
講師:山田貴宏(建築家)
第3部「土壁の家の防火性能」
講師:安井昇(建築家)
第4部 車座シンポジウム「現代の土壁の家をつくるために」
モデレーター:中村謙太郎(編集者)
パネリスト:日高保、伊藤寛、林美樹、高橋昌巳、遠藤未来、安井昇、山田貴宏(以上、建築家)
詳細情報
- 開催日
- 2016年5月29日(日)
- 時 間
- 15:00〜17:30
- 会 場
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JIA館1階建築家クラブ
〒150-0001東京都渋谷区神宮前2-3-18 - 講 師
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講師:高橋昌巳氏、遠藤未来氏、山田貴宏氏、安井昇氏(以上、建築家)
パネリスト:日高保氏、伊藤寛氏、林美樹氏(以上、建築家)
モデレーター:中村謙太郎氏(編集者)
進行:湯浅剛(環境委員会) - 参加費
- 1,000円(資料代)
- 定 員
- 60名
- CPD
- CPDプログラム申請中
- 問合せ先
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公益社団法人 日本建築家協会 関東甲信越支部
担当:大西/mail:mohnishi@jia.or.jp
〒150-0001東京都渋谷区神宮前2-3-18JIA館4F
TEL:03-3408-8219、FAX:03-3408-8294 - 主 催
- 公益社団法人日本建築家協会 関東甲信越支部 環境委員会
- 共 催
- まちなかで土壁の家をふやす会