建築家×職人とつくる家づくり　～現場はこだわるからこそ面白い～｜公益社団法人日本建築家協会関東甲信越支部

報告

前半は建て主と設計者と施工者の立ち位置を説明し、現場での重要性を問いかけました。講師の事例を見せながら、普段見ることのない、施工中の職人とのやり取りの細かいところまで、明らかにして、愛情をもって関係者が作り上げていることを話していただきました。

後半は、フリートークでキーワードを見せながら、コーディネータと講師のキャッチボールを致しました。今回、急に二人になった事もあり、コーディネーターと講師の関係ではなく、二人の掛け合い漫才しようと、講師の関本さんと話しあい、聴講者も楽しく聞いてもらったと思います。

結果、いつもとは違う新鮮なセミナーができたのではと思います。

新宿オゾンでの3階吹き抜けのウェルカムプラザ「住まうとサロン」の場所になってから、一年余り。住宅部会主催のセミナーでは、一番人が入ったと思います。用意した椅子が足りなくて、離れたところのソファーに座ったり、吹き抜けで階段や上から聞いていた人も居ました。

アンケートなどでも、施工や職人の話が聞けるセミナーは珍しいと思って、興味をもって来場したという人が何人もいらっしゃいました。

見かけたところだけで16人。他にも離れたところから聞いてくれていました。16人を少ないと思う人もいると思うけど、目の前の方達の表情を受け取りながら、進めるには、このくらいが一番いい感じです。

内容については当事者が評価もできないですが、終了後、ブログを見てくれた方からの講師への設計相談もあり、講師の魅力も引き出せたのではないかと思います。

建築家は遠い存在と思われてるところがありますが、こうして気軽に建築家の家づくりの姿勢や本人の雰囲気がわかるのは、建主にとっても大事な機会だと改めて思いました。

（記：中澤克秀）

概要

セミナー直前情報

普段のセミナーでは設計に重点を置いたテーマが多いのですが、今回のセミナーは、現場にスポットを充て、現場でのやり取り、細かい細工などを施工側との綿密な打ち合わせがあるからこそできる事「建築家×職人とつくる家づくり」を焦点にします。

施工側も優秀な現場監督がいればすべてがうまくいくという事ではなく、作り手の職人との技術的な裏付けも含めて、設計者、現場監督、職人の総合力で、図面だけでは見えてこない「建築家のこだわり」を実現していることをお伝えしたいと思います。

住宅のセミナーというとノウハウを提供する勉強会のような堅苦しいイメージがありますが、難しい建築の話ではありません。なるべくコーディネーターと講師同士の対話形式で、建築家の個性を引き出し、家づくりの魅力に気づいて頂ければと思います。

ＪＩＡ関東甲信越支部住宅部会に所属するコーディネーター、講師は、設計事務所を主宰している住宅設計のスペシャリスト達です。設計事務所の本音やこぼれ話も引き出しながら、テーマである「建築家×職人とつくる家づくり～現場はこだわるからこそ面白い～」の先には、何が見えてくるのか、皆さんと一緒に考えてみましょう。

どなたでも参加できます。参加費は無料です。
一般のみなさまはもちろん、学生さんやプロのかたも歓迎します。
ぜひ、足をお運びくださいませ。

記：コーディネーター中澤克秀

建築家×職人とつくる家づくり　～現場はこだわるからこそ面白い～

家づくりでは、建て主の希望や夢を実現するために、設計だけではなく、現場の視点も大切な要素です。今回は、家づくりの表舞台に出てこない職人や現場とのやりとりを通して、建築家がこだわるものづくりへの姿勢を、コーディネーターが引き出します。

2019年1/19（土）14：00～15：30

3F　OZONEウェルカムプラザ