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報告

JIA建築家と考える暮らしと住まい 2019@OZONE 緑と自然の取り込み方 〜内と外のつながりを考えた住まい〜

報 告REPORT

9月28日(土)OZONE第3回JIA建築家と考える暮らしと住まい

持続可能な社会は今世紀最大の地球上のテーマであり、CO2の問題、ヒートアイランド現象の緩和策、はいずれも緑・自然のはたす役割が効果的であり、そのために持続可能な社会と建築、気候変化、温暖化のメカニズムをまず考えてみましょう。そして生態系の変化を読み、美しい環境を整えていくのが建築家の仕事という趣旨にて、コーディネーターの片倉が冒頭、利休居士の七則の「夏は涼しく」その中の涼一味という言葉からお茶の世界が与えてくれる環境を感受する生活の知恵のようなところに身近な持続可能へのヒントがあることを説明、身体の延長に、住まいがあり、周辺環境があり、また地形を読みこみ、住まいを考えていくことが調和のとれた緑、水、光、風を考慮した調和のとれた外部空間・敷地全体のコンポジションを考えた住まいができ上ることを地方の理想的なお話として自作「丘水庵」を通して説明をさせていただきました。

講師の湯浅さん、郡山さんからは都市圏の状況を説明していただきました。

湯浅さんから温暖化(CO2)編として「小さな森をつくり緑とともに暮らす」というテーマにて、地球温暖化による気候変動の考察、地球温暖化にてCO2の排出量が増えるまったなしの今、私達に何ができるかということで事例をあげていただき、1)省エネ+創エネ住宅、2)再生可能な自然素材、地産地消、3)エシカル消費、ダイベストメント、4)小さな森をつくり緑とともに暮らす、の説明とご自身のアトリエ:オフグリッド「えねこや」を解説があり、夏の日射遮蔽と冬の日射取得への配慮、夏・冬の断熱気密の強化(窓、ドア、床、壁、屋根)の説明をいただきました。

郡山さんからは特にヒートアイランドの視点から、地球環境の保護が重要な課題となっているというお話から、なかでも気候変動(「気候変化」が正しい)への取り組みは、喫緊な課題として
我々自身が身近な問題として認識しなくてはならない段階にきていることから、環境問題、複雑で壮大な課題に我々個人で何ができるのか。
また個人で講じられる有効な手立てはあるのかということで「気候変化」の問題から都市のヒートアイランド現象を考察していただき、適応対策、人工排熱と蓄熱の抑制、冷却の促進の流れを説明していただき、作品の解説がありました。
CO2 の問題、ヒートアイランド現象の緩和策、いずれも緑・自然のはたす役割が効果的であることを説明していただきました。

最後に地形を読み取りながら、ディスカッション、会場からの質問をいただきました。

持続可能な社会は今世紀最大の地球上のテーマという視点から、地球上の問題から住まい、生活の豊かさに内と外を考えた住まい、緑と自然の取り組み方を考えてきました。

郡山さんの言葉をお借りすると。
人間の身体(小宇宙)の延長上に、建築環境、その延長上に周辺環境、都市環境、地域環境、地球環境、宇宙へとつながっている。身近な環境を整えることが、環境保護、温暖化対策へつながる。
そして、環境問題のみならず、緑豊かで、内と外とのつながりを活かした、調和のとれた、外部空間を有した住まいが豊かな暮らしを実現する。

木を植えよう! 小さくても庭を作ろう!

会場には会員を含めて14名の皆様に御聞きいただきました。大変ありがとうございました。

 

概 要OUTLINE

今世紀最大のテーマは 持続可能な社会! Sustainableな社会と建築、気候変化、温暖化のメカニズムをまず考えよう!それを理解したうえでクライアントと建築家の相互信頼のもとに美しい建築やまちをつくりあげよう!生態系の変化を読み、美しい環境を整えていくのが建築家の仕事です。皆さんの住まい方もその延長にあります。

どなたでも参加できます。参加費は無料です。一般のみなさまはもちろん、学生さんやプロのかたも歓迎します。ぜひ、足をお運びくださいませ。

9月28日OZONEセミナー 皆様のご参加をお待ち申しあげます!

持続可能な社会 Sustainable  Society

緑と自然の取り込み方     〜内と外のつながりを考えた住まい〜

外部空間は、住まいの設計と一体のものであると同時に向こう三軒両隣や道路等の関係をデザインすることが大切です。住まいと緑・水・風・光等を含め、周辺環境も考慮した持続可能な関係を考えてみましょう。

 

コーディネーター/片倉隆幸(片倉隆幸建築研究室)

 

講師/郡山毅(郡山建築設計事務所)

 

講師/湯浅剛(アトリエ六曜舎)

 

詳細情報DETAIL

開催日
2019年9月28日(土)
時 間
13:00~15:00
会 場

リビングデザインセンターOZONE 5階 セミナールーム
東京都新宿区西新宿3-7-1  新宿パークタワー内

交通案内

JR新宿駅南口から徒歩12分、西口エルタワー前より約10分間隔で無料バス運行

講 師
コーディネーター 片倉隆幸(片倉隆幸建築研究室) / 講師 郡山毅(郡山建築設計事務所)・湯浅剛(アトリエ六曜舎)
参加対象者
一般・学生も含む
参加費
無料
定 員
20名(定員になり次第締切)
CPD
CPD 2単位
問合せ先
公益社団法人 日本建築家協会 関東甲信越支部 住宅部会
メールアドレス:jutaku@jia-kanto.org
申込方法

参加希望の方は、ご希望の日程、お名前、ご住所、電話番号を明記の上、下記アドレスへメールにてお申し込みください。

メールアドレス:jutaku@jia-kanto.org

主 催
公益社団法人 日本建築家協会 関東甲信越支部 住宅部会