旧前谷津川を歩く

板橋区内には、蓮根川・出井川・前谷津川と3つの比較的大きな河川がありましたが、昭和50年代までにはいずれも暗渠となり、それらの河川の上部は大部分が緑道として整備されています。
いずれも、時代の変遷とともに川の役割も変わり、今となっては水面を見ることはできなくなってしまいましたが、かつての流路を偲ぶことは可能です。
特に、前谷津川は、短い流路にもかかわらず、上流・中流・下流と各流域での景観は特色のあるもので、地域の古刹である松月院大堂や豊作を祈る田遊びでも有名な徳丸北野神社に代表されるような、地域の歴史や文化を重ねることで、この川がいかに地域にとって大切なものだったのかが伺えます。
上流の水車公園脇の水田は、板橋区内にある唯一の水田ですが、近くの小学生が育てた稲の穂がこうべを垂れています。
街歩きの頃には、気候も穏やかになってくることと思いますので、是非ご参加ください。

前谷津川パンフ（ロゴ入）180929