今年度、都市・まちづくり委員会では建築と土木の協働の視点を中心に外部からゲストをお招きしてインタラクティブなディスカッションを行っています。
東京大学 システム創成学専攻 早矢仕晃章先生をお招きして「データ設計支援のための技術とミニワークショップ」をテーマにお話しいただきました。
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2019.11.18(月)@JIA会館
ビッグデータ及びAIの社会的な潮流から、ビッグデータに注目が集まっている。しかし、他者の取得したデータは取得意図や背景が不明確であり、既存のデータのみの分析を前提としたシステム設計では、本当に知りたい事実の把握や意思決定及び問題解決のアプローチとして適切とは言い難い。そこで、データの構成要素である「変数」に着目し、意思決定において重要かつ取得すべき変数の集合(データ)を取得する技術及び議論するフレームワークについてご紹介いただいた。
近年は建築・建設業界でもDXが加速しているが、データ生産者であり利活用者である建築設計者こそ、ブームに踊らされず、データとその利活用の本質を学ぶ良い機会になった。
近藤早映(東京大学先端科学技術研究センター)