支部長Report
2020年度 11月
皆さま、こんにちは慶野正司です。
心配されていたコロナ第3波が本格的に押し寄せてきました。
世間では感染のブレーキか?経済のアクセルか?と世論が伯仲しています。
これだけは言えることは各位の感染防止意識を高め確実に対策を図ることであり、私達は個々ながら小さな気遣いと僅かな注意の徹底した継続が大きな力になると信じています。
さて、11月は「委員会懇談会」も佳境に入りとても多くの方々とお会いしました。(画面上ですが)地方にいる私にとってこんなにも多くの会議やイベントに参加できるのはオンラインであることに外ならず、この行動変容が求められる中でも様々な機会を得ることができると前向きに捉えています。
師走になって本年度も後半戦に入り今年の事業の仕上げと来年度に向けての活動が活発化しています。会員各位には感染に充分ご留意いただき引き続きのご活躍をご祈念致します。
関東甲信越支部 支部長 慶野正司
11月 2日 「知的⽣産者の公共調達に関する法整備連絡協議会」に オブザーバー参加(zoom)
地方自治体が知的生産者を質的評価により公共調達する会計法や地方自治法の改定、併せて選定する地方自治体への実質的な支援団体として「知的生産者選定支援機構」を11月設立に向けて準備を進めています。また、その趣旨と概要や知財活動全般について広く共有する公開シンポジウムが11月開催されます。今後の進展に期待します。
11月 5日 建築相談委員会訪問 「委員会懇談会」(zoom)
建築相談委員会は一般市民のための身近な建築相談窓口として支部内6箇所で対応しています。今年はコロナ禍で対面相談がままならず当初停滞しましたが、確かな感染防止対策のもと再開しています。更に今後はオンラインでの開催の検討を進められています。対面とオンラインを使い分け特徴を活かした相談活動に期待いたします。
11月 5日 常任幹事会 (zoom)
本年度3回目の常任幹事会を開催しました。やはり盛沢山の協議テーマですが11月20日開催の委員長・地域サミット合同会議の準備が主なテーマです。また直面する支部課題についてや常任幹事会で担当分けした課題毎のWGの報告・協議もあり限られた時間内ながらスムーズな協議となりました。常任幹事では別にwebの協議プラットフォームでも日常的に意見交換をしており、停滞なく支部内委員会・地域会の活動ステージの整備に努めています。
11月 6日 SDGs建築フォーラム実行委員会(zoom)
開催を来年6月25日、会場は国連大学としハイブリッド開催が決定し、いよいよ開催に向けてプログラム検討に入りました。開催内容の検討はSDGsの達成・推進において建築家やJIAが担う役目の議論でもあり、委員各位の意見交換はとても有意義な時間です。
11月 6日 NPO建築文化継承機構 【JIA-KIT セミナー】に参加(zoom)
例年は全国大会で開催してきたセミナーでしたが、今年は建築会館にてハイブリッドのウェビナー開催となりました。機構が企画してきた「偉大な先輩建築家に学ぶ」シリーズとして香山先生と仙田先生の対談形式で「新型コロナ禍と気候変動による非常事態とわが国のまちづくり」がテーマです。今後の建築のあり方、考え方についての対談では両者共に小さなコミュニテー、小さな人間関係をより大切にした空間づくりの重要性をあげられた事が印象深く、建築づくりの原点を振り返る良い機会となりました。ありがとうございました。
11月 10日 北関東甲信越学生課題設計コンクール実行委員会訪問 「委員会懇談会」(zoom)
本コンクールは、北関東甲信越内建築系学校の住宅課題の学生作品を工業高校の部と大学・専門学校の部に分けて評価し表彰するものです。第14回を迎えた11月14日の開催は、今年3月の開催予定がコロナで延期され遅ればせながらzoomでの開催であり、実行委員会で準備が進められています。卒業設計ではなく在学中の学生作品の評価は学生各位の学ぶモチベーションを高める有意義な機会でもあり長く継続されるよう期待しています。
11月 11日 東京建築士会会長および東京都建築士事務所協会会長へ表敬訪問
本来なら支部長就任直後に訪問したいところでしたが、コロナ禍でこの時期のご挨拶となりました。両会とは東京(建築)三会と称し建築や環境に関する直面する課題について各会の特徴を活かしながら共通テーマで活動しております。訪問では両会共とても歓待してくださりコロナ禍での活動状況や三会開催に向けて情報交換をおこないました。
11月 11日 災害対策委員会訪問 「委員会懇談会」(zoom)
災害時の迅速な対応にむけての体制づくり、また各地域会での災害対策活動の情報交換や研修活動などが主な委員会です。各地では自治体との災害時の支援協定締結や事前復興のまちづくり活動、更に災害支援ネットワークの構築・公開に向けての活動を進めております。
11月12日 広報委員会訪問 「委員会懇談会」(zoom)
広報活動は各種活動の活性化を支えるものであり、また支部の“顔”ともなります。今日広報媒体も多様化しそれぞれの特徴を活かしつつ展開し、特にコロナ禍での広報は会員間の連携強化の視点では特に重要であり本年度の重点活動項目に挙げています。更に増えつつある学生会員へのフォローやセミナーなど新たな取り組みを進めています。社会や会員に対して積極的な展開を期待しています。
11月14日 北関東甲信越学生課題設計コンクール 公開審査(zoom)
第14回コンクールをzoomにより公開審査を行いました。工業高校の部で18作品、大学・専門学校の部で27作品のノミネートがあり、各地域会代表審査員含め7名の審査員により各部、金・銀・銅賞や特別賞が決定しました。学校も学年も課題内容も異なる作品の審査は審査員泣かせでしたが様々な評価軸をもって「建物づくりの可能性を見出す」審査姿勢で望み、概ね3時間の長丁場の審査会が終了しました。今後は限定付き閲覧でUチューブ公開されます。お疲れ様でした。
11月16日 都市・まちづくり委員会訪問 「委員会懇談会」(zoom)
建築と土木から良好な都市環境をつくることを目的にJCCA(建設コンサルタント協会)と連携活動を行っています。コロナ禍で停滞していた委員会開催時のゲストトークをハイブリッド形式で10月再開し、さらに今後JCCA協働でシンポジュウムを企画検討しています。
なかなかJIA内部始め広く開催告知も行き届かず広報活動にも注力し活性化を目指しています。また現在の委員会委員構成がLFに偏っており、ぜひアトリエ系の会員の委員会参加を期待しています。
11月18日 交流委員会訪問 「委員会懇談会」(zoom)
今年はコロナ禍により交流大会やフレンズカップなど恒例の活動は中止を余儀なくされています。そのなか委員会の目的でもある法人協力会員と正会員の交流機会として実施した第1回オンライン技術セミナーの評価は様々ながら、今後も動きながら改善し継続することに期待を寄せています。今後はより一層JIA活動を支えていただく法人協力会員との交流を促進し互いにwin-winの関係を育みたいと思います。
11月20日 第2回委員長・地域会サミット合同会議 (zoom)
今年2回目の合同会議です。前回同様完全オンラインにて全体での情報共有とグループに分かれてのディスカッションの構成で開催しました。多くの方にご参加いただきありがとうございました。グループディスカッションでのテーマは「若手会員の交流の場と学生会員のフォローについて」「オンライン会議やイベントの開催のプラットフォームについて」の2点です。共に早期のアクションが求められており協議内容を参考に検討を進めたいと思います。
11月24日 「知的生産者の公共調達の法改正-会計法・地方自治法」シンポジウム参加 (zoom)
価格評価から質評価による設計者選定の社会システムづくりに向けて、ハイブリッド形式で公開シンポジウムが開催されました。シンポジウムでは連携推進している学識経験者、関係学協会から意義や期待のレクチャーがあり、また自治体の設計者等選定支援を行う組織(知的生産者選定支援機構)設立の報告もあり具体的な運用が待たれます。
11月26日 環境委員会訪問 「委員会懇談会」(zoom)
例年は環境系セミナーや建築見学会を主に行っているところ、今年は今まで「改正省エネ法情報交換セミナー」や「SDGsセミナー」など3回のzoomセミナーを開催してきました。過去でも環境全国会議や支部内地域会との連携活動を積極的に実施してきており、委員会活動の各地域会への横断的展開が特徴的です。また、ここにきてzoomセミナー開催にも慣れてきており確認に手間のかかる参加者の課金手段としてpeatixを採用するなどオンラインイベント開催の標準化を先駆的に進めています。
11月27日 保存問題委員会訪問 「委員会懇談会」(zoom)
コロナ禍で今年最初の委員会にお邪魔しました。主な活動は地域会からの保存情報をリスト化しタイミングを見て地域会と連名で関係各所に保存に係る要望書を提出しています。また他会(建築学会など)との連携する活動もあり、より高い要望書の効果を狙う活動も進めています。今年は9月に千代田地域会と協力し保存活用の要望書の提出実績もあり、今後は地域会からの情報提供や情報共有をより強化することや、保存していく意義を地域住民と共有し保存対象建物の利活用を見据えて地域の運動に展開していくことを目指しています。
11月30日 大学院修士設計展実行委員会訪問 「委員会懇談会」(zoom)
支部内の大学院修士設計作品を広く公開する活動を進めています。支部HPと連携したサイトで作品公開をしてきており過去作品のアーカイブも充実し、学生にとっても会員にとっても大いに参考になる内容です。今後は対面式やハイブリッドでの展覧会、講評会またライブ配信による実施を検討しています。他の委員会でも検討しているオンライン事業ノウハウを共有し標準化していくことを目指します。
以上、ご報告いたします。