会員向け情報 MEMBERS

委員会からのお知らせ

支部長Report 2021年 5月号

支部長Report 

2021年 5月


延長が続く緊急事態宣言下では、まだまだオンラインに頼らなければならない活動が続きます。かつての日常に戻るのにはやはりワクチン頼みと言うところでしょうか。

さて、過日の支部総会はお陰様で滞りなく終了いたしました。コロナ禍で模索しながらの一年でしたが、皆さまのご理解ご協力により何とか走り続けることが出来ました。活動の歩みを止めない意欲でご尽力いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

いよいよ2021年度が始まりました。度々申し上げますが支部の大切な役割の一つは支部内の各会議体の活動プラットフォームの整備であると承知しています。その為にも各地域会・委員会との情報交換は不可欠であり今後も積極的に交流を図り支部運営に反映して参りたいと思います。また昨年から特に学生会員を支援してきました。これは建築家としてまたJIAで活躍する卵たちであり将来を託す人材です。単に学生会員の拡大に止まらず長期計画的な視点をもち引き続き積極的にコミットして参ります。その他、様々な活動計画があるなかwithコロナ社会、新しい社会の期待に呼応して順応性高く「変わる、変える」勇気をもって運営して参ります。

2021年度も引続き宜しくお願い申し上げます。

2021年6月1日 関東甲信越支部 支部長 慶野正司


5月  1日 (仮称)若手・学生会員活動WG (zoom)

支部では昨年急増した学生会員をフォローしてきたなか、積極的な学生各位によりJIA会員としての優位性を活かした自主的な活動を模索しています。そして、そんな活動ステージとして現在では活動WGを緩やかに組織しつつあり、その輪を広げるためにも正会員と学生会員のコミュニケーションを深める機会を設けました。学生独自の活動では大学間の横断的な情報交換は勿論、JIAのもてる人材や情報に、また学ぶ機会づくりに期待を抱いています。未来を託す若いエネルギーを育むためにも引き続きしっかりと応援して参ります。

 

5月  7日 資格制度WG (zoom)

建築家資格制度(登録建築家制度)を社会に求められる制度化に向けて継続的に議論を重ねています。現制度のスタート以来、残念ながら当初の目標には遠く及ばない状況であり次の一手が待たれてきました。WGでは課題整理し、その意義の明確化と推進方法を検討しています。今後JIA内でオーソライズされた方針の共有を図る必要性を感じています。

 

5月 11日 職能資格制度・建築家資格制度実務 合同委員会WG (zoom)

2委員会が合同で建築家資格制度の充実を図る活動を続けています。様々な課題があるなか8つの作業部会から進捗報告をしながら継続的に協議しています。昨年積み残した規則類改定は今年8月の理事会に向けて作業を進めています。

 

5月  14日 SDGs建築フォーラム2021 実行委員会(zoom)

開催まであと一ヶ月半と迫ってきたフォーラム。企画、広報、運営の各セクションの詰めに入りました。特に当日JIAが社会発信する「(仮称)JIA提言(または宣言)」は目標とする2030年またその先に向かって建築家の役割を見出すものとして慎重に協議が重ねられています。広報チラシ、webサイトの開設も済みいよいよ受付開始です。登録無料ですので大勢の皆さまのご参加をお待ちしております。

https://www.jia-sdgs.jp/index.html

5月  15日 第30回東京都学生卒業設計コンクール(zoom)

30回を数え歴史のある支部主催のコンクールです。東京都内の各大学から力作ぞろいの52作品がしのぎを削りました。山梨知彦氏を審査委員長とし4人の審査員により公開審査が行われました。あくまでも学生育成の歩みを止めない姿勢の実行委員会では、ギリギリまで集合式開催を目指していましたが、感染状況からやむなく完全オンライン開催となりました。公開審査は最終審査を6月6日に残しますが、二日間に渡る審査であり関係者の皆様に感謝いたします。オンラインでの審査方法はブレイクアウトセッションで学生がグループに分かれ、そこに審査員が順に一廻りする方法です。作品を動画化する学生もありオンラインの利点を活かしたプレゼンの数々や審査員の皆さまの鋭い質疑も繰り出し見ごたえのある審査会でした。YouTubeにも公開されますので皆さん覗いてみてください。

第30回東京都学生卒業設計コンクール2021

5月  18日 常任幹事会 (zoom)

2020年度最後の常任幹事会です。主に当日直後の支部総会そして初の試みの交流会の段取りチェックです。各担当者各位の確認やタイムスケジュールなどなど、とにかくオンライン開催は用意周到の準備が不可欠です。また本日で退任される赤羽監査、渡邊副支部長、一年お世話になりました。引き続きのご活躍をお祈りいたします。

 

5月  18日 2021年度支部通常総会(zoom)

完全書面表決であった昨年の総会から一歩前進してオンライン開催となりました。とうとう一年間リアルで皆様にお会いすることが出来なく残念です。事前の書面表決や委任状など多数のご協力を賜り、また当日も大勢の皆様にご参加いただき開催いたしました。ありがとうございました。詳細は別途ご報告いたしますが一年間の活動報告、決算報告がなされ皆様にご承認いただきました。リモート年度とも言える年間活動でしたが、それぞれ工夫しながらの活動には敬意を表します。総会が終了しホッとした安堵感と同時にこれから始まる2021年度に向けて緊張が高まって参りました。

 

5月  18日 法人協力会員 交流会 (zoom)

初の試みです。リアル総会の時は会員集会や総会後の懇親会など法人協力会員の皆さまと僅かながらでも交流機会がありましたがコロナ禍ではそれも叶いません。JIA活動を支えていただいている法人協力会員の皆さまとの交流は正会員にとっても有意義であり、なんとかその機会づくりを模索していたところ企画したのがzoom交流会です。当日は総会後にも関わらず総勢94名の参加をいただき正会員含めてグルーピングし、さらに学生会員も参加いただきました。それぞれのグループでは自己紹介から情報交換などなど短い時間でしたが今後交流を深める機会になれば幸いです。そして最後に魅力的イベントとしてリモート環境を充実するITグッズの抽選会を行い、盛り上がりをみせ終了いたしました。ありがとうございました。

 

5月  19日 名誉会員選考委員会 (zoom)

例年一回開催されるJIAの名誉会員選考会に担当支部長として参加いたしました。名誉会員は長年建築界やJIAに顕著に貢献された方々を選考するもので、会長推薦枠と支部推薦枠があります。今年は関東甲信越支部からは河野進氏を推薦しており、言うまでもなく満場一致で理事会に推薦することを決定しました。それにより国内3名、海外3名の方々が決定する見込みです。

 

5月  19日 交流委員会 (zoom)

交流委員会・幹事会にお邪魔致しました。総会後の交流会のお礼を兼ねて感想をいかがいましたところ、良かった今後も続けてほしい、もっと時間が欲しい、など前向きなご意見をいただきました。今後も開催方法を工夫しながら進めて参ります。ありがとうございました。それともう一点、6月25日に開催するSDGs建築フォーラムのPRもさせていただきました。皆様のご参加をお待ちしています。

 

5月  19日 支部環境委員会 SDGsセミナー (zoom)

3回目となる「サステナブル建築とSDGs」が開催されました。いま改めてSDGsというより大きな枠組みの中で、現実的に持続可能な社会を実現させる為に建築家として取組むべきことは何かについて考えるセミナーです。法政大学の川久保先生と建築家・川島氏の講演およびトークセッションの構成です。川久保先生はSDGs活動の実態分析や推進施策、川島氏には設計事例をご紹介いただきました。トークセッションではそれぞれの知見を基に討論が噛み合い、私たち建築家の向かうべきところの一端を見せていただいたように思います。

 

5月  20日 支部常任幹事会・資格制度勉強会 (zoom)

職能資格制度委員会・内野委員長にレクチャーをお願いし、非公式ながら常任幹事で2回目の勉強会です。なかなか意識共有の図れない資格制度を前進させるためにも支部内での意見調整も必要であり、その前段として常任幹事会内で意見交換を行いました。多くの課題はありますが社会に定着する制度化を目指して参ります。

 

5月  21日 法人協力会員 「JIAオンライン技術セミナー」 (zoom)

第4回JIAオンライン技術セミナーを開催しました。「建築緑化が建築にもたらす影響」~地球環境保全に建築設計が関与できる方法の提案~ と題し大日化成(株)様にレクチャーいただきました。交流委員会ではこの後5回、6回、7回と既に開催が決まっております。私たちが日常設計する上での貴重な情報入手も可能なセミナーです。開催案内は支部HPに紹介していますのでご覧ください。

 

5月  24日 正副会長会議 (zoom)

 

5月  28日 理事勉強会(zoom)

恒例の理事会前の勉強会を行いました。今回は「2050脱炭素社会に向けた建築の課題」と題しJIA環境会議委員であり支部環境委員会の宮崎委員長と寺尾委員にレクチャーいただきました。2030年に温室効果ガス排出量(2013年比)46%削減、2050年にはカーボンニュートラルが表明されている中、環境配慮に関する活動の経緯から現在検討されている対策や課題について紹介いただきました。カーボンニュートラル社会に向けて漠然とした知識はあるもののなかなか日常の自分事として充分実行には至っていない状況ですが、あらためて勉強する良い機会となりました。建築生産に携わる者として「省エネ、創エネ」に対する私たちの役割を見つめ直さなければ、と想いを強くしました。

 

5月  28日 第278回 理事会(zoom)

2020年度最後の理事会です。本理事会で7名の正会員が入会承認されたものの35名が退会され3,400名となりました。退会理由の多くは現役引退や高齢化で致し方ないと思う一方、退会防止策はもちろん入会促進の長期的視野での計画的対策が求められます。理事会での議題は総会議案の審議が主であり事業報告、決算報告などが承認されました。2020年度はコロナ禍の影響で収入減を支出減が上回り前期より多い約47百万円の黒字となりました。また報告事項で今秋予定し準備が進んでいた沖縄での「建築家大会2021」をコロナ禍により延期する旨報告されました。延期時期は未定ですが苦渋の決断であったものと思います。その他数々の協議や報告があり、最後に各支部から活動状況を報告いただき終了いたしました。本年度総会は6月24日に一部集合式で開催いたします。総会成立には事前の書面表決また委任状を含めて全会員の1/2以上の参加が必要です。皆さま、宜しくお願いいたします。

 

5月  28日 理事懇親会(zoom)

理事会終了後に都合の付く理事各位が集まってと懇親会(zoom飲み会)を行いました。ご多分に漏れず昨年の理事会は100%オンライオン開催でした。例年ですと理事会後に近くの飲食店に集まり情報交換や理事会の反省会的な時間を設け各位の親睦を図りその時間がとても有意義であったと感じていました。理事間の風通しの良さはJIAの会勢を高めるためにも有効であることは言うまでもありません。その交流する機会が無い現状を危惧しており、少しでもコミュニケーションを深める機会をとの想いで、初の試みでありながらzoom懇親会を企画しました。当日は会長、監査以外に10数名の理事がご参加くださり一人ずつ近況報告や思うことを発言していただきました。当然、話題は様々ながら発言を拾いながらの展開は参加者それぞれに届いたものと思います。とても有意義な2時間はあっという間に過ぎ、今後の開催にも期待を抱いたものと思います。

 

5月  29日 第15回北関東甲信越学生課題設計コンクール (zoom)

残念ながら昨年に引き続きオンライン開催となりました。15回を数える本コンクールは卒業設計コンクールとは異なり、在学中の住宅関連の学校出題課題を持ち寄り評価を競います。在学中の勉学のモチベーションを上げるなど参加学校からも期待される大変意義あるものです。今回は高校の部11作品、大学・専門学校の部27作品の参加を得、各部の金・銀・銅賞、そして審査員特別賞を選出します。審査委員長に平田晃久氏をお迎えし、また各地域会から地域会審査員の協力の下、活発な意見交換を経て決定しました。学年や課題も違う作品に対する審査は大変難しく評価軸も様々ですが、フレッシュな感性を持つ学生各位の「社会を見つめる目」や「建築の可能性を探る意欲」を持つことは共通です。学生各位には引き続き建築設計に対する興味と意欲を高め成長していく事を願っています。また審査開始前に「ヒューマン・ネイチャー」と題し平田氏に講演をいただきました。「からまりしろ」という独自の空間構成の考え方を紹介いただき、自然界の姿や生態系のあり方を分析するところから地域の文化・風土との「からまり方」を設計事例をあげて解説いただきました。参加学生はもちろん私たちにとっても貴重な勉強をさせていただきました。ありがとうございました。

 

 

以上、ご報告いたします。