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委員会からのお知らせ

支部長Report 2022年 4月号

支部長Report

2022年4月号

春爛漫ですね。

いろいろな団体が総会シーズンを迎えました。活動年度の終わりと始まり、JIAにおいても5月支部総会、6月本部総会が控えており六鹿会長から佐藤新会長へ、また私(慶野)から渡邊新支部長へと本部・支部共に運営体制が代わります。それにより会の運営や活動が変わることもあると思いますが、公益に寄与することを目的とするJIAの理念は確実に引き継がれることに違いはありません。引き続き皆さまのご協力をお願いいたします。

さて、私事1期2年務めて参りました支部長職もいよいよゴールテープを切る日が近づいてきました。思い起こせばコロナ禍でスタートし困惑のなか新たな運営・活動形態を模索し続けて参りましたが、会員各位のJIA活動を止めないと言う強い信念からオンライン活用など積極的な姿勢で成果を挙げられたばかりか、これからの活動形態の基礎づくりをした2年間でもあったと思います。そんな会員各位の意識の高さに敬意を表するとともに厚く御礼申し上げます。

 

2022年5月1日

 関東甲信越支部 支部長 慶野正司

 

4月  5日 JIA-KITアーカイブス オンライン公開シンポジウム(zoomウェビナー)

NPO建築文化継承機構が提供するオンラインシンポジウムです。過去「偉大な先輩建築家に学ぶ」と題し開催きていましたが今回は「建築史家・竺 覚暁先生を偲ぶ」と題し、過去の先輩建築家が残された図面や模型のアーカイブ活動にご尽力された竺先生に焦点を当てた企画です。シンポジウムでは竺先生に縁のある方々にそのエピソードや現在の「JIA・KIT建築アーカイブス」設立に至った経緯などを水野一郎氏、大宇根弘司氏、相田武文氏、仙田満氏にそれぞれご紹介いただき、後半では4氏による対談が行われました。先輩建築家達が残された貴重な設計資料を大切に保管し、さらに若い多くの建築家に公開することの価値は大きく、あらためて竺先生の偉大さを知る機会となりました。今後の課題として、資料のデジタル化やアーカイブの持続化に向けて検討が重ねられます。

 

4月  8日 第8回 常任幹事会 (zoom)

実質上2021年度最後の常任幹事会となり、このタイミングで新常任幹事さんにオブザーバー参加いただきました。ここで支部活動の流れと新旧の方々の考え方などを把握していただく事は新年度のスムーズなスタートに必要なことであり恒例となっています。議題の大半は4月役員会、5月総会に向けての準備議案です。その結果、最後の役員会は今まで通りオンライン、総会もオンラインながら建築家会館から配信し、議案は事前書面表決となりました。とうとう私の支部長就任中に集合式の開催が叶いませんでしたが、これも時代。皆さまのご参加をお待ちしております。

 

4月 11日 支部監査 (zoom)

2021年度の事業および決算を3月末日で締め室伏監査と青木監査に監査していただきました。両監査には常任幹事会にオブザーバーとして毎回出席いただきコロナ禍での皆さんの工夫しながらの活動に注視いただいていたこともあり、事業については良い評価をいただきました。決算ではやはりコロナ禍、多くの次期繰越金額もあり今後の予算執行についてのご意見も頂戴いたしました。ありがとうございました。

 

4月 12日 理事勉強会 (集合)

恒例の理事会前の勉強会です。今回は登録建築家認定評議会でもお世話になっている松村秀一先生(東京大学特任教授)に「ひらかれる建築の時代」のテーマでご講演いただきました。建築設計職能が社会に求められるようになった時代からその職能の民主化を視点とした進化と今後についてのお話しであり、この先の建築家のあり方を示唆するものでした。そして、現在の登録建築家制度についての問題点も指摘され今後の課題とし理事各位が共有いたしました。

 

4月 12日 第288回 理事会 (集合)

まん延防止期間が3月に解除されたことにより久しぶりに集合形式で行われました。北から南から理事各位が集合し会議前後の懇談・懇親がとても有意義に感じたのは私だけではないでしょう。この時期審議事項は多くはありません。入退会承認後に正会員3,345名と減少傾向にあるのは変わりません。また、JIAの意義でもある建築家職能の社会への可視化を目的として制度化された建築家資格制度であるものの開始以来充分機能していない状況であり、目的に沿って検証・再構築するための特別委員会設置に向けて議論しています。来年度には全JIA会員で考える機会が設けられる見込みです。是非、積極的な議論参加をお願いいたします。最後に建築家大会・沖縄大会を今年10月20日(木)~22日(土)に開催する旨の報告がありました。沖縄返還50周年の年でもあり沖縄をじっくり体験していただきたいとプログラムを検討しています。参加登録は7月頃とのこと一人でも多くの会員のご参加をお願いいたします。

 

4月 12日 住宅部会の日「住宅部会賞2021 入賞作品レビュー」 (zoom)

毎年、会員の住宅作品を表彰する「住宅部会賞2021」の決定に伴い入賞作品のレビューおよび受賞者を囲んだ懇親会が行われました。受賞者は以下の通りです。

おめでとうございます。

■住宅選 選出作品
「KOTI」関本 竜太  「中村自邸+2つのアトリエ」中村 高淑
■住宅部会長(中村雅子)賞
「くの家」津野 恵美子
■ 渡辺武信賞
「futaba ~それぞれの距離を考える家~」伊藤 昭博
■ 室伏次郎賞
「土間のある家 ~ふたりの棲家」 三上 紀子

詳細はこちらをご覧ください。

 

4月 19日 第14回JIAオンライン技術セミナー (zoom)

プレゼンメーカー:美和ロック(株)様

セミナーテーマ:「防犯に優れた錠前と最新の住宅向用非接触システム」

 

4月 21日 第15回JIAオンライン技術セミナー (zoom)

プレゼンメーカー:日本ビー・エー・シー(株)様

セミナーテーマ:「建築デザインの自由度を高める冷却塔」

 

4月 22日 第4回 支部役員会 (zoom)

本年度最後の役員会となりました。審議はこの時期恒例的議題と1月役員会開催以降の報告事項です。いくつかの議題や報告に共通したテーマとして課題の多いプロポーザルなど設計者選定方法やJIAの発注者支援について意見交換がなされました。公益に資することを目的とするJIAにとって大切な課題であり、これからもシッカリと議論する場を設けて参りたいと思います。そして今回は来期新任の役員さんにオブザーバー参加いただきご挨拶いただくと共に今期で退任される皆様全員に就任中をふり返えりながらコメントをいただきました。本当にお疲れ様でした。そして、お世話になりありがとうございました。

 

4月 27日 第16回JIAオンライン技術セミナー (zoom)

プレゼンメーカー:ナブコシステム(株)様

セミナーテーマ:「自動ドアにおける『SDGsへのアプローチ』と事故リスクの“今”と“これから”を踏まえた設計ポイント」

 

以上、ご報告いたします。