ここの「お知らせ」に一昨年3月末に「中野区役所・サンプラザ地区の再開発への働き掛け(3年間のまとめ)」を掲載いたしました。 https://www.jia-kanto.org/kanto/region/6464.html ここではその後の2年間の活動を、行政や議会への提出物などを中心にご紹介します。
2014年にJIAとして保存活用要望書を提出した中野サンプラザは、その後2018年に当選した現区長 酒井氏の選挙中の「区役所・サンプラザ地区の再開発全体を立ち止まって見直す」という発言を端緒として、全国のメディアを通じてその存続が一時期、おおいに話題となりました。 その際に、サンプラザが中野のimageability* を背負う建築であることも再確認されました。<* K・リンチが建築・まちづくりに応用した用語。1970年代以降、都市行政の世界的なタームとなる。>
そのサンプラザは区役所庁舎に追随しての解体が正式決定となり、2020年2月の「中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備 民間事業者募集」という事業プロポーザルに至りました。
これの当選者(プロポ前の「事業協力者」でもある)が再開発の事業施行予定者となり、2021年5月に区と調印、当初の大筋どおりの推進が、数年遅れながら確定しましたので、JIA中野地域会からの働き掛けは、その中の「拠点施設整備」に関するものとなり、主として、先進諸外国では標準化しつつあるデザインレビューの手法を事業に採用してこれを区民や専門家に対し開くよう、要請することが中核となっています。
そのおよそ半分はこれまで同様、東京都建築士事務所協会中野支部(TAAF)との協働・連名による活動となっています。
下記の各リンクにて活動内容をご確認ください。