大学・専門学校選び 学校紹介

建築家になるには、大学や短大以外にも、専門学校
や職業訓練学校など、いろいろな学校があります。

明治大学 理工学部建築学科 理工学研究科建築学専攻

明治大学理工学部建築学科は、堀口捨己の思想をもとに開設され、60 余年の歴史と伝統を有し、優れた建築技術者を多数輩出してきました。伝統を重視しながらも、常に新しい取り組みに挑戦するその原動力に迫ります。

建築設計・建設業の未来へ向けての展望と今後必要な人材育成とは?

A:世界的状況に柔軟に対応できる人材の養成

南カリフォルニア大学との共同ワークショップ風景

オレゴン大学との共同ワークショップ終了時の様子

近年のグローバリゼーションの進展の中で、世界経済や国内経済の構造は大きく転換しており、建設産業も例外ではありません。国内の建築業界は長期間にわたる停滞傾向にさらされていますが、一方で、海外にまで目を向けると、建築業界が大きな発展を遂げつつある国や地域も少なくありません。これからの建築界が必要としているのは、このような世界的状況に柔軟に対応できる人材であることに間違いはなく、大学をはじめとした建築教育機関にも、海外進出を視野に入れた建築設計者・技術者の養成が求められています。

明治大学理工学部建築学科では、グローバルからローカルにまたがるさまざまなスケールにおいて、「優れたデザイン性と信頼性の高い技術を兼ね備え、かつ自然環境と調和する、安全・安心で快適な建築および諸環境を構築すること」をミッションとして、以下の視点に立った建築教育を進めています。

  • 建築単体だけではなく、街づくりや建築をとりまく諸環境に対する広い視野をもった人材の育成
  • 優れた建築空間のプランニング能力とデザイン能力を持ち、多くの人々と関わりながら建築空間を作り上げていくためのコミュニケーション能力やコーディネート能力を持ち合わせた人材の育成
  • グローバルな視点とローカルな視点を合わせ持ち、国際的に通用する人材の育成

明治大学の実施する「人材育成」へ向けての特色とは?

A:「3分野」を核として構成された、建築や都市のプロフェッショナルを育成

明治大学理工学部建築学科は、計画・設計・意匠分野、構造・材料・施工分野、環境・設備分野の3分野を核として構成されており、それぞれの分野に精通した20名の専任教員と3名の特任教員を擁し、幅広い知識と多様な能力を有する建築や都市のプロフェッショナルの育成に努めています。教育の質をさらに高めるため、JABEE取得も目指しており、2015年度の受審に向けて、学科をあげて教育プログラムの点検・改善に取り組んでいます。

また、最近の注目すべき取り組みとしては、大学院理工学研究科建築学専攻内に、日本初の完全英語教育を行う「国際プロフェッショナルコース」(略称:I-AUD)を開設したことが挙げられます。I-AUDは、建築デザイン・都市デザインに特化したスタジオ型教育を実践していることも大きな特徴ですが、国内の大学を卒業した学生はもちろんのこと、留学生も多数在籍し、多国籍の学生が、グローバルな社会における新たな建築と都市の問題に、デザインを通じて実践的に取り組んでいます。

また明治大学は、文部科学省によるスーパーグローバル大学等事業「スーパーグローバル大学創成支援」への採択が2014年9月に決定し、建築学科でも、国内の諸問題のみならず、国際的な課題に取り組める人材の育成を、ますます精力的に進めていきます。

2年間の集大成である修士設計の最終講評会風景

最後に、建築家を目指す学生へメッセージをお願いします!

建築学を学んだ人材が、国境にとらわれずに幅広く活躍し、人類社会の進展と地球環境の向上に本質的な貢献を果たす
――これが、私たちが描く「建築の未来」です。
明治大学理工学部建築学科は、この未来像を確実に実現すべく、一歩一歩努力を積み重ねているところです。

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