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- 日本大学短期大学部 建築・生活デザイン学科
建築家になるには、大学や短大以外にも、専門学校
や職業訓練学校など、いろいろな学校があります。
日本大学短期大学部建築・生活デザイン学科は、1950 年に新設された日本大学短期大学建設学科を起源としており、今年で65 年を迎える短期大学の建築系学科としては最も歴史の長い学科です。2012 年に社会のニーズ、建築やデザインの多様化に応えるべく学部再編を行い、建設学科から現在の 「建築・生活デザイン学科」に変更し、カリキュラムや授業構成を一新しました。今回はその魅力と内容をご紹介します。
建築設計・建設業の未来へ向けての展望と今後必要な人材育成とは?
A:様々なことに好奇心旺盛に対応できる人材の養成
建築業界の直近の未来としては東京オリンピック開催に伴う様々な都心部での開発や、観光関係への地方への波及効果等が考えられますが、それ以上に大きな問題は建築の維持管理、保全、改修等となるでしょう。新たなる建築づくりではなく、新たなる使い方、利用の仕方が求められます。
そのためには建築の基礎知識や技術は最低必要ですが、社会ニーズに対する洞察力、表現力、コミュニケーション力、企画力が重要となります。様々なことに好奇心旺盛に対応できる人材がますます必要とされるでしょう。
日本大学短期大学部の実施する「人材育成」へ向けての特色とは?
A:3つの主専攻分野により、早期に建築に対する目的・目標を持たせる
2 級建築士資格試験対応する建築基礎的な授業を1 年前期から始め,1年後期から「建築デザイン」「生活デザイン」「建築エンジニアリング」という3つの主専攻分野を選択し、早期に建築に対する目的・目標を持たせるようにしています。建物から離れたデザインに触れる造形デザインや、プロダクトデザイン、色彩計画等の授業や、また、社会の様々な仕事を知ってもらうということで、建築に限らず社会で活躍する非常勤講師を招いて行うキャリアデザインも特色ある授業です。
社会教育として、1年時の夏休みには、非常勤講師を務めてくださった方の会社や事務所で実際の仕事を体験する「ものづくりインターシップ」や、船橋キャンパス周辺の方々や場所でデザイン・工作体験をする「ものづくりワークショップ」も行っています。
また、プレゼンテーション力、コミュニケーション力を培う場として、「グループ担任制」を1年時で導入し、学年担任とは別に、学生10 名前後をひとつグループにし、教員1名が付き、1年前期は「入門ゼミナール」で建築の面白さや、楽しさを体験させ、後期は「基礎ゼミナール」で担当教員の研究にフォーカスした講座と見学会を実施しています。
卒業後は2 級建築士の受験資格が得られるなど,様々な資格取得に対応したカリキュラムとなっていることも特徴です。そして、2 年間で卒業し就職という形だけでなく、もっと建築を勉強したいと思う学生は進学できることも大きな特色です。日本大学理工学部の併設校である本校は、ここ数年、70%以上の学生が日本大学理工学部建築学科、海洋建築工学科、土木工学科、交通システム工学科、まちづくり工学科、日本大学工学部建築学科、日本大学生産工学部建築工学科、日本大学芸術学部デザイン学科に編入学しています。