アートワーク
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みんなで空間づくり
常時
「みんなの空間づくり」
武蔵野美術大学大学院 建築学科:南雲雄大(システム提案)
今回は、紙のパイプを使い、組み合わせて、それぞれの考える「気持ちいい」を創って行きます。
布などいろいろなものを材料に素敵な空間を創って、その中で友達、親子、私たちみんなで楽しく過ごします。自由な形の空間をデザインしましょう!
申込不要 参加無料 -
みんなで楽器づくり
常時
「楽器をつくろう ! 工作ワークショップ」
紙管や段ボールを使って、楽器を作ってみよう!
作った楽器で一緒に演奏します。楽器は持って帰れます。
イベント期間中はいつでも参加可能
申込不要 参加無料 -
吹奏楽アンサンブルの演奏
10日 17:00~18:00
11日 14:45~15:45「音楽とあそぼう ! 吹奏楽アンサンブル」
出演 : しらすい ANYTIMe(出演)
皆さんの手作り楽器を使って、一緒に音楽で遊びましょう。
好きな場所で好きな格好で気軽にお聴きください。
曲目:糸、パプリカ他
申込不要 観覧無料 -
影をつかまえるフォトグラムワークショップ
11日 13:30~14:30
「影をつかまえる! フォトグラムワークショップ」
写真作家・ワークショップデザイナー:浅見俊哉(ファシリテーター)
カメラを使わずに太陽光と感光紙を用いて写真を撮るワークショップ(サイアノタイプ)
光による感光面の「日焼け」が写真であるという写真の原理がシンプルに体験出来ます。
自分の大切にしている思い出の品や会場の周りにあるものをモチーフに画面を構成します。
光による影の生まれ方や、感光紙に映像が焼き付く時間を意識しながら作品制作をします。
感光紙サイズ:A3(298mm×420mm)
材料費:1,000円(現地でお支払)
定員:20名
申し込み:
ワークショップ参加希望とし、
氏名・連絡先を明記の上 shunya.asami@icloud.com まで -
SACP さいたまアートセンタープロジェクト
作家によるパフォーマンス11日 14:30~14:45
「SACP さいたまアートセンタープロジェクト参加作家によるパフォーマンス」
青木裕志(出演)
grandtreehouserecords、はなしプロジェクト代表。
国内外問わず、音楽に関わる組織、運営に、
表裏方として尽力し、音楽の表現者の場づくりに関わる。
声、響、世界観の表現に特化。
みきたまき(出演)
DamaDamTal 主宰/パフォーマー
現実と非現実、作為と無作為、ハレとケについての研究者。
さいたま国際芸術祭 2020 SACP 招聘アーティスト
中之条ビエンナーレ 2019 公式パフォーマンスアーティスト
~みんなで遊ぶ内容~
自由な形の空間をつくろう!!
自然、五感を感じて「気持ちいい」をデザインする。
紙の筒などのゴミになる前のいろいろなものを使って
君が気持ちいいと感じるいろんな空間を
建築家とアーティストとみんなと一緒に作ろう!
イベント詳細
開催日時 |
2020年10月10日(土)10:00~18:00 2020年10月11日(日)10:00~15:45 時間内ならいつでもご参加いただけます。 |
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場所 |
さいたま市別所沼公園内ヒアシンスハウス前広場 (さいたま市南区別所4丁目12-10) |
参加方法 |
開催時間中いつでも自由・予約不要 (注:悪天候により中止することもありますが晴れれば再開します。) |
費用 |
無料 (一部材料費実費のワークショップ有・要予約) |
参加対象 |
どなたでもご参加ください! (受付にて感染症の対策として氏名、連絡先を記入して下さい。) |
同時開催 | さいたま国際芸術祭 |
イベント中の注意 |
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新型コロナウイルス(COVID-19)対策 |
ご協力おねがいします |
主催 |
さいたま国際芸術祭実行委員会 公益社団法人日本建築家協会関東甲信越支部埼玉地域会(JIA埼玉) |
お問い合わせ | JIA埼玉 空間デザインWG 村田(048-651-5104) |
イベントを終えて:開催報告
さいたま国際芸術祭2020公募プログラムとして、JIA埼玉の空間デザインワークショップが採択され、10/11にイベントを浦和の別所沼公園にて実施いたしました。
今回のイベントは、「紙管と仕口でつくる空間ワークショップ」、小さいお子様向けに、「楽器をつくろう! 工作ワークショップ」。そして、写真家の浅見さんが展開する「影をつかまえる! フォトグラムワークショップ」。14:30からは、青木裕志さんとみきたまきさんのパフォーマンス、しらすいANYTIMeの吹奏楽アンサンブルと、いろいろなプログラムを用意しました。
昨年の10月のイベントは台風19号の影響で中止となり、4月に行うイベントは新型コロナウイルス対策の為、自粛により延期、そして今回、台風が接近しているという情報を受け、やむなく10(土)のイベントは中止にいたしました。どうにか雨が上がってほしいという願いがとどき、11(日の)だけのイベントとして開催することができました。
朝、8時に集合して会場づくり。準備中もパラパラと雨が降ったり止んだり。心配の中、10時からイベント開始。毎年行われている幼稚園の運動会も中止のようで、公園は静まり返っています。
心配をよそに、次第に日差しも出てきて、公園に出てくる家族連れも次第に増えてきました。そして、皆さん興味深そうに参加してくれました。気が付いたら、ヒアシンスハウス前の芝生には、親子で製作した作品でいっぱいになっていました。
今回の紙管をつなぐ仕口は武蔵野美術大学大学院の南雲さんが開発してくれました。MDFという板をレーザーカッターでカットしたものを4方向に脚が突き出た形に組み立てます。紙管のサイズがばらばらでも融通がきき、紙管を差し込むだけのシンプルなものです。子供たちはパーツを組み立てるところからプラモデルのように楽しめます。出来上がる空間は紙管の長さによって、いろいろな形になります。すべて個性的な作品に仕上がっていきました。子供たちは、空間ができると家具のデコレーションやペイントを施して、スタッフ達に満足げに説明をしてくれました。
作品でいっぱいになった会場で、いよいよ作家さんによるパフォーマンス。浅見さんのアート作品を舞台に音楽、ダンスにより、素晴らしい作品を披露していただきました。おかげさまで会場いっぱいになったところで、吹奏楽団の演奏がどっからともなく始まります。聖者の行進、もののけ姫等、7曲程度演奏して、みんなが作ってくれた楽器を使って一緒に演奏して盛り上がりました。特に、最後のパプリカでは、舞台前でキレッキレのダンスを披露してくれた小学生のおかげで、とても楽しい演奏会になりました。
我々建築家の使命として、次の世代にものつくりの楽しさを伝えることを目的としてイベントを始めました。建築は単なる箱ではなく、その中にできる空間の中で気持ちよく過ごしてもらうことを目指しています。イベントを通して、子供たちの夢中になっている創作をしている姿、そして完成した時に素敵な笑顔を見ることができました。家族みんなが作品を作ることを通して幸せを感じている姿を目の当たりにすることができて、本当に嬉しくなりました。
そして今回のプロジェクトでも、浅見さんをはじめ、南雲君や学生さん等、様々なアートにかかわる人々の輪が広がりました。コロナ禍でなかなか難しくなっているリアルなイベントでしたが、しっかりとした準備をすることで、皆さんにもリアルなアート体験をすることができる。これからも、リアルなアート体験を絶やしてはならないという気持ちになりました。