JIA埼玉 空間デザイン
ワークショップ 2024
たけのこハウスをつくろう
~竹を使った空間をつくるワークショップ~
開催日時
10/12 sat. 10:00-18:30
10/13 sun. 10:00-15:30
会場:別所沼公園内 ヒアシンスハウス前広場
参加費無料!
事前申し込みの必要なし!
時間内はいつでも参加できます!
埼玉の竹林から竹を切り出して来ました。
竹は丈夫で軽くてよくしなります。
空間を構成する材料としてはとても優れています。
成長速度が早く、加工もしやすく、どこでも手に入ります。
荒れていく竹林を間伐することで環境が整備され、生物の多様性が生まれます。
そんなエコ素材を使ったワークショップです。
みんなで「竹」の可能性を考えてみましょう!
イベント詳細
開催日時 |
2024年 10月12日(土)10:00~18:30 10月13日(日)10:00~15:30 時間内であれば、いつでも自由に参加できます。 雨が降ったら中断し、止み次第再開します。 |
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対象 |
どなたでも参加できます! 小学生~高校生の方が楽しめるイベントとなっています。 未就学児は保護者同伴でお申込みください。 |
会場 |
別所沼公園 ヒアシンスハウス前広場 埼玉県さいたま市南区別所4-12-10 |
注意事項 |
※必ずお読みください
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問い合わせ先 |
日本建築家協会 関東甲信越支部 埼玉地域会(JIA埼玉) 空間デザインワーキンググループ 村田 TEL:048-651-5104 E-mail:y_murata1973@yahoo.co.jp |
主催 |
日本建築家協会 関東甲信越支部 埼玉地域会(JIA埼玉) HP:https://www.jia-kanto.org/saitama/ |
協力 | ものつくり大学 建設学科 間藤研究室 |
アーツカウンシルさいたま文化芸術都市創造助成事業
イベントを終えて:開催報告
10月3連休、恒例のJIA埼玉空間デザインWGのワークショップです。
今年も、ものつくり大学の間藤研究室とコラボレーションです。学生さんに竹材料を切り出していただきました。
▼ 試作~前夜
9月に試作。試作品の設計図では縦の竹をまっすぐに立ち上げるタイプでした。ところが、立ち上げてみると自然にねじれてしまい不安定に...。地面にペグを打たないと、重心が傾いて倒れてしまいそうでした。
そこで設計図を練り直し、改良版の「ねじれバージョン」を開発! すべてが三角形でつながるため、立ち上げもガッチリです!
この改良版で本番はチャレンジ!
前日の夜は、竹材料の運び込み。
▼ いよいよ当日!
当日は、朝9時に集合。
JIA学生会員@joint からも強力な助っ人が加わり、いざ製作開始!
設計図通りに竹に印をつけ、8mm径の穴をあけていきます。
竹同士をタイラップでつなげ、細くなる先端を絞りながら1つにまとめます。
作業は思いのほかスムーズに進み、イメージ通りの骨組みができました。
と、ここでちょうどお弁当が届き、ランチタイム。
お昼を食べたら後半戦。
骨組みに下からすだれを巻きつけます。1枚、2枚、どんどん巻きつけます。
会場もどんどん盛り上がってきました。
午前中に近くの幼稚園で運動会があったので、午後になると、こちらの会場にもたくさんのお子さんが集まり、竹を割ったり、竹に穴をあけたり、飾りを作ってくれたり、自由に遊んでもらいました。
「はじめて竹を割った!」というお子さんもいれば、工具を使って上手に穴があけられ、得意満面の笑みをこぼすお子さんも。
みんな、心に残る体験ができたと思います。
さて、入口を作って、てっぺんに飾りをつけ、たけのこハウスの完成です!
夜は、学生さんと交流会。
有意義な意見交換のひとときでした。
その後は警備のため、ヒアシンスハウスで一泊。
ハウスの窓から眺める、夜の「たけのこ」たちがなんとも愛おしく...
そして2日目の朝を迎えます。
▼ 2日目は1.5倍!
さて、2日目はなんと、サイズ「1.5倍」に挑戦です!
設計図は準備したものの、そのサイズはあまりに大きく...大人の背丈を優に超える巨大な「輪っか」は「こちら」を持てば「あちら」に手が届きません。
竹をつなぐ難易度も跳ね上がり、なかなか設計図通りにスムーズに作業が進みません。現場合わせで穴をあけ、なんとか竹同士をつないでいきます。
そして予定していた終了時間を超え、延長戦の末、ようやく「1.5倍」は立ち上がりました!
...なんともユニークな形です。
これはこれで、なかなか面白い作品になりました。
さて、ラストは時間も押しているので、急いで写真撮影、即、撤収です。片付けもイベントです。立つ鳥跡を濁さず、これにて終了です。
みなさん、本当にお疲れ様でした!
ワークショップイベントの開催は、毎年大変ですが、「次世代にものづくりの面白さを体験してもらいたい!」という想いをもって続けています。このイベントを通じて、お子さんや、学生さん、会員のみなさまが互いに知り合い、その中で「建築」へのご関心、ご興味をお持ちいただけたら、これに勝る喜びはありません。