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 トーキョー・ネットワーク・パーク アクティヴィティと場所性を重視した分散型都市公園の設計


氏 名 三家 恵伍
所 属 日本工業大学大学院 工学研究科 建築学専攻
研究室 小川次郎研究室
   
作品概要

 都市公園は、産業革命による都市環境の悪化を改善するために、オープンスペースの確保を目的として成立したといわれる。しかし、近年建築的な性格を強くもつ都市公園が提案さ
れ、都市における公園の新たなあり方がとわれている。そこで本研究では、都立公園の現状を検討し、現代日本の都市環境を積極的に取り組んだ都市公園を提案する。
検討の結果、都立公園の周辺環境は、住宅街が多く、繁華街やオフィス街は少なかった。また、これらの公園の配置と建築プログラムを検討し、周辺環境と空間的な連続性を形成し得る2つのあり方を想定することができた。配置に関しては、複数の敷地が都市環境要素に沿って分散的に配置されることで、周辺環境と融和したものを確認できた。建築プログラムに関しては、敷地境界に沿って公共施設が配置されることで、輪郭が曖昧となったものが散見された。以上の認識を踏まえ、現状の都市空間に、アクティヴィティと場所性を重視した分散型都市公園を設計する。
敷地である東急東横線中目黒駅周辺は、様々な都市環境要素があり、周辺には、住宅街、オフィス街、繁華街がある。この地域に、既存の公園や空き地を抽出し3種類の公園を設計する。それぞれの公園を既存の都市環境要素や建築プログラムを用いてネットワーク化し、季節ごとのイベントによりつながりを強化する。
このようにここでは積極的に周辺環境との関係を構築し、都市環境との境界を曖昧にした新たな都市公園のあり方を提案する。

 
(PDFファイル 1MB)
プロフィール

1978年 神奈川県生まれ




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Copyright (C)The Japan Institute of Architects Kanto-Koshinetsu Chapter 2004
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