swell [swel]
━━ v. (〜ed; 〜ed, swollen) ふくれる[らませる]; はれ上がる[らせる]((out,
up))
;(数量が,を)ふえる[ふやす]; 隆起[大きく]する[させる]; 得意になる[させる]
;(怒り・喜びなどで胸が[を])いっぱいになる[させる] ((with)); 波立つ.
━━ n. ふくれ(ること); 増大; はれ上がった部分; (土地の)隆起; 大波;うねり
海面は地球の重力や風の影響を受け波を生成する。その波が生まれる前の強い波動がうねりである。私はそのうねりにより、ある種のリアルな感覚を得てきた。それは傾斜した水面を足の裏で知覚し、重力による垂直方向の力とのズレから崩れたバランスによってうまれる浮遊感のようなものである。
この身体の空間を建築化することが今回の目的である.そこで、建物の性質上巨大なボイド、スパンを要することや利用者の増加で現在建設が進んでいる東京の玄関、羽田空港第2ターミナルの設計を行うこととした。
必要な機能、設備を押さえ視覚、身体感覚に近い断片による図を描き列ね、あるスパンを設定し平面的でなく一枚一枚紙芝居をめくるように断片的に配置する。私の描くのは竹でいうところの節であり節と節とはオートマティックに繋ぐ。繋がれた部分は予期しない表層の流れや滑りを生み出し、空間としての一体感が生成される。様々なイメージが混在する東京は、まさに断片の集積と言う言葉で言い表せる.この断片的都市をポジティブにとらえ、ひとつの建物でありながらコンプレックスされた魅力をつくることも今回の目的である。
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