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小豆沢体育館建替計画 〜地域コミュニティを拠点の拠点となる健康スポーツセンターの設計〜  


氏 名 早田 倫人(そうだ みちひと)
 所 属 日本大学大学院 理工学研究科 建築学専攻
 研究室 若色研究室
   
 作品概要

設計主旨

 東京五輪をブームに各地方自治体は体育館づくりに力を注いだ。当時の体育館は競技中心型であり、区の中心的な役割を担う体育館であった。しかし、近年建設されたスポーツ施設にその役割は置換され、地域の運動、レクリエーションの場として位置づけられているものの、区内で一番の規模を有しているのにもかかわらず、現在のスポーツニーズの変化に対応できず、また施設の老朽化の面から、利用者が離れている状況である。
 本計画区は、昭和43年、板橋区小豆沢公園内に建設された小豆沢体育館を、地域住民の多様なスペース、健康増進の場として建替えを行うものである。
 小豆沢体育館は公園内に建てられたにもかかわらず、公園と街とを切り裂いたイメージを受ける。そのため、本計画は、小豆沢公園と一体化したランドスケープデザインを目指すとともに、駅・街・公園へと通り抜け可能なパスを仕掛け、地域貢献するものとした。さらに、公園内の散歩道を建築内へ主動線として取込み、建築内の全ての活動を伺えるように各空間を構成している。
 各空間は、外部と吹抜けによって分け、各空間に距離を持たせることにより、透明性の壁ができ、ソト・ウチ(吹抜け)を介して動の空間・静の空間配置し、様々な活動が伺える空間構成とし、外部を取り込んだ豊かな環境を創りだす。
 また、高齢者に配慮し、体を休める場所、交流の場所、水飲み場などを主動線(散歩道)上の動の空間と静の空間の間にステーションとして分散配置し、空間に連続性を持たせる構成としている。
 
(PDFファイル 984KB)
 プロフィール
1980 福岡県生まれ
2003 日本大学理工学部建築学科卒業
2005 日本大学大学院理工学研究科建築学専攻修了






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Copyright (C)The Japan Institute of Architects Kanto-Koshinetsu Chapter 2005
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