|
|
日本橋水景プロジェクト |
|
●
氏 名 |
野呂 学 |
● 所 属 |
武蔵工業大学大学院 工学研究科 建築学専攻 |
● 研究室 |
岩崎研究室 |
|
|
● 作品概要
|
近年の東京における再開発は活発に行われている。しかし、どの再開発を挙げてみても経済面積、容積率の向上を考えるあまり、超高層建築ばかりが林立し、似たような都市景観を作り出している。
そんな中、日本橋地区はほかの再開発地区と違い、現在首都高速道路によってふたをされている日本橋・日本橋川の景観問題から再開発が始まっており、今までにない文化・風土を意識した都市再生になりえる。
東京の前身である江戸は水運網の骨格によって都市が作られており、都市における水辺は陸と水路の中継点として重要な役割を果たしていた。水と陸との情報交換場所であり、庶民の密集した生活環境の中の憩いの場として利用された。また橋詰では人と人、人とモノの交流の場所であった。このように江戸時代は積極的に水辺を利用し名所を作り出していた。
日本橋の文化・景観の観点から再開発を行う上で、これら水辺からの視点が重要なこととなり、江戸時代のように水辺に開かれた都市構造の構図を再生することで生きた水辺や日本橋を中心とした美しい名所を作ることができる。
水辺や橋詰に交流型オフィスや公共施設、老舗の商業空間など人々が集まりやすい機能をおき、舟運の再生による水辺からの視点も再生する。このように水辺を開放するプログラムを組むことで、貴重な水辺空間を生活に結びついたオープンスペースとして扱うことができ現代要素も取り込んだ名所として再生することができる。 |
|
(PDFファイル2.4MB) |
|
|
● プロフィール |
|
1979年東京で生まれる
1999年武蔵工業大学入学
2003年同大学大学院入学
卒業設計優秀賞
DAS毎日学生デザイン 建築部門賞
2005年松田平田設計 入社 |
|
|
|
PDFファイルを表示するにはアドビシステム社のAcrobat
Readerが必要です。 |
|
|
|
|
Copyright (C)The Japan Institute of Architects Kanto-Koshinetsu
Chapter 2005
掲載された作品の著作権は出展者に帰属します。このページと関連するPDFデータ
内に掲載されている画像・文章は許可なく転載・使用することは固く禁じます。 |
|
|
|