都市や建築は均質化していく。そして均質な空間(homogeneous cells)の連続が、都市に連鎖し蔓延(division
of the homogeneous cells)している。
本計画では、均質な空間(homogeneous cells)が蔓延している都市の中に、非均質な空間(noise)で構成された建築的ウィルス(virus)を投与し、新たな空間を生み出そう(cell
fusion)と試みた。
床、壁、天井と人間が知覚できる空間を均質な空間(homogeneous cells)の定義とし、それぞれの空間を数値化し、空間モデルを作成した。また、知覚が曖昧な多様性を持った空間を、非均質な空間(noise)とした。
非均質な空間(noise)で構成された建築は、人に無数の行動を誘発する建築であった。人はその視点の位置の変化と時間軸の変化によって空間の変化を無限に感じるだろう。
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