● 作品概要
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「サスティナブル」は,今や世界中の人々にとって,もっとも普遍的なテーマの一つになっている.
「地球環境問題」について,私たち人類は国際的な取り組みを始めたばかりである.しかし,人間は生きていく限り,開発・経済活動をまったく停止することはできない.そこで地球環境の保護と人類の開発・経済活動が両立(持続)できることに価値を見出そうとしている.この発想から生まれた言葉が「サスティナビリティ(Sustainability:持続可能性)」である.
それは建築設計においても同様で,「サスティナブルデザイン」を伴わない設計は,今後難しくなっていくのではないかと思われる.
そこで本研究においては,そのサスティナブルデザインをテーマとし,その設計手法の体系化,事例研究を行い,築40年経つ関東学院大学工学館の改修設計に応用し,ここにおける設計行為におけるサスティナビリティを検証することを目的とする.
具体的には, まず「サスティナブルデザイン」と「リファイン(改修)」の現存する手法を調査, 分析しその後, 関東学院大学工学館の改修設計の中でその手法を使用するといった流れになっている. |