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 PROTECT THE ENVIRONMENT FROM DESTRUCTION〜都市の温熱環境に配慮した緑化計画〜
 氏  名 中村 真理
 所  属 昭和女子大学大学院 生活機構研究科生活科学研究専攻
 研究室 佐野武仁研究室
   
 作品概要 

緑の少なくなった都市では、ヒートアイランド現象が発生している。緑には、この現象を緩和するだけでなく、地球温暖化を防止するとともに大気を浄化するなど環境改善にも有効である。気象緩和、防災など緑の持つ機能をより効果的に発揮させるため、緑の連続性を充実させることが必要であると考え、本研究において設計に反映させた。多様な都市において、自然、建築物、道路、公園などによって形づくられる都市空間が、そこで活動し生活する人々との関わりの中で生み出され、新しい地域の魅力は、その周りにこの連続的な緑を広げるための様々な工夫をすることで創り出される。緑の持つ環境を改善する機能を最大限に活かし、ヒートアイランド現象などの都市環境問題を緩和するため、連携して、緑を保全・回復する。
 都市として新宿を選択し計画地とした。まず新宿の温熱環境の現状を把握し、人間の活動が都市の温熱環境にどのように影響を及ぼしているかを探るため、東京で生活する人々に意識調査を行い、実際に人々は環境についてどう考えているのか関心度や原因、改善法の知識の有無を明らかにし、これからの都市のあり方や建築について考察した。
 また、都市の温熱環境の現状を把握するため、放射温度計を用いて表面温度を測定した。時間の経過と共に道路・建物・緑の表面温度の変化から、人工物である道路及び建物は温熱環境に悪影響を与えており、緑の必要性が明らかになった。
  (PDFファイル 4MB)



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Copyright (C)The Japan Institute of Architects Kanto-Koshinetsu Chapter 2006 
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