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 reflection void
  - リフレクションによる外部環境のとり込み方に着目した都市型積層建築の設計提案 -
 氏  名 春田 亮一
 所  属 東京都立大学大学院 工学研究科建築学専攻
 研究室 小泉研究室
   
 作品概要 

 実際に私達が経験する建築空間においては様々な現象が起こっている。私はそういった図面には表現されない部分に興味があった。
 本研究では、「リフレクション」に着目し、空間体験にどのような意味をもつのかということについて考えようとした。
 近年建築雑誌に掲載された建築作品の中からリフレクションの引き起こす「像」や「光」の現象を有効にデザインしていると思われるものを抽出し、それらを分析対象としている。特に、外部環境を内部空間にとり込んでいるものを対象とし、それらリフレクションにみられる反射光の分類や反射面の位置、建築的操作の関係性から、外部環境を内部にとり込む手法について分析を行った。そして、本研究ではそれらの手法についての傾向を明らかにするとともに、リフレクションを活用して都心部の敷地を対象とした積層建築の設計提案を行うことを目的としている。
 分析では、内部空間に可視化される現象の分類とそのリフレクション手法の類型を得た。また、リフレクション手法の展開される内部機能の傾向と特徴を抽出している。それら分析からリフレクションのもつ空間特性について考察を行い、設計提案へとつなげている。
 主に断面形状の展開と内部機能の配列について設計提案を行っている。形態に反映することの難しいリフレクションという現象を形態操作や機能配列に結びつける提案を行った。
  (PDFファイル 1.1MB)
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Copyright (C)The Japan Institute of Architects Kanto-Koshinetsu Chapter 2006 
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