作品概要
バブル崩壊による地価の下落、企業の遊休地放出などによって、近年、急速な都心への回帰現象が起こり、これに対する集合住宅等の供給が求められている。そんな中、近年の傾向として、超高層による高密度な計画が、臨海部を中心に新たな居住形態として創出されている。しかし、超高層マンションは長所の反面で、居住者の心理面やアメニティ性、防災性などの様々な問題を併せ持つ。そこで本計画は、豊洲2丁目に建設予定の超高層マンション「パークシティー豊洲」をケーススタディとして、規模など同一条件のもと、これを可能な限り低層化(中高層)することで様々な問題を解決し、住棟内の随所に設けられた共用空間によって、居住性を向上させ、立地の水辺環境を最大限に活用した新たな集合住宅の可能性を提案するものである。
プロファイル mail:tender_323@hotmail.com
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