作品概要
多肢的建築 〜アルド・ファン・アイクのアムステルダムの孤児院を通して〜
氏 名

團野浩太郎

所 属
早稲田大学大学院理工学研究科 建築学専攻

研究室
入江正之研究室

作品概要

 「多肢的建築」
 ― 一様に捉えさせる建築ではなく、
             多様な個別解を導くような建築 ―

 大量生産から画一的に製品を作り出した、つまりは普遍解を求めた20世紀が終わり、今日ではその反動で様々な個別解を生み出す試みが行われている、そんな中建築のようにその持つ大きさと、ある土地から逃れられないものが、いかにして様々な個別解を単体で、導きだすかという事を考え、「多肢的建築」というものを思考した。

 本論文計画は戦後オランダの建築家アルド・ファン・アイクの代表作「子供の家」の多肢的構成を当時の彼の言説と、子供の家の形態分析を通して明らかにし、その構成を元に最も初元的な機能の建築として家を作り、子供の家の形態分析から明らかになったその多肢的構成の汎用性、現代性を確認した。さらにはこの多肢的建築をこの先の建築への試みとして提示出来ないかと試行した。


(PDF:676KB)



プロファイル

  1. 1982 愛知県生まれ
  2. 2001 早稲田大学建築学科 入学
  3. 2007 早稲田大学大学院理工学研究科建築学専攻卒業
現在 日建設計勤務

受賞暦:
卒業論文「E’42研究」 優秀論文賞受賞
卒業設計 学内2位受賞
東京ガス主催環境デザインコンペティション 佳作賞受賞
JT主催smokerユs style competition 優秀賞受賞
修士設計 早稲田建築賞受賞