作品概要
尾道商店街市庁舎 〜地方都市における公共建築 〜
氏 名
金田 真聡

所 属
法政大学大学院 工学研究科建設工学部 

研究室

富永研究室

作品概要

 目指したものは、港町の市場のような賑わいのある庁舎です。
 まちの中心である商店街と連続し、人々と建築とがつくり出す賑わいの「しまなみ」は、瀬戸内の港町にふさわしい庁舎の風景だと考えました。
 商店街や海岸通りを歩いていると、いつもの店の中に市庁舎の窓口や部署、会議室などが現れてくる。市庁舎が商店街の店のように街に開かれ、店主と接するように市民と職員や議員が接する。
 市民の日常生活の舞台となり、街の一部となるような市庁舎を目指しました。

三つの構成要素
 1.敷地全体を市民参加のためのフラットなフィールドとして開放します。
 2.次に、フィールドの上に大小さまざまなコラムを散りばめます。これらの柱はそれぞれに動線、収納、設備等の役割を持ち、さまざまな場所のニュアンスを生み出していきます。
 3.この柱をきっかけに、活動の「しまなみ」がつくられていきます。

 商店街から連続するこの市庁舎は、街の一部となり、尾道の歴史や活動と深く関わっていきます。



(PDF:592KB)

プロファイル
1981年 和歌山県出身
2001年 和歌山県立 向陽高等学校 卒業
2007年 修士設計 大江宏賞受賞

  1. 法政大学大学院 工学研究科 建設工学専攻 富永研究室 卒業
    現在     安藤建設 建築本部 企画設計部 勤務