氏 名
竹節 俊介
所 属
新潟工科大学大学院
自然・社会環境システム工学専攻
研究室
飯野研究室
作品概要
近年、自然災害が増えている。災害には、復旧、復興、普及活動があり、その期間、住民は一時的な生活基盤として応急仮設住居を与えられる。応急仮設住居では、災害地域の住民が避難してくる。住民は仮設住居に入居する際には、仮設ユニットの機能に当てはめて、入居させられるためから、以前にあったコミュニティは考慮されずに振り分けられる。そのために、応急仮設住居には、集会所、談話室などのコミュニティの場が設けられ、新たなコミュニティ形成を計る事を目的に設置されている。
しかし、現在のコミュニティ形成の場は、一時的な人集めとしての機能を持っているだけで、自発的なコミュニティ形成機能を果たしていないのが現状である。
建設行為を公開したコミュニティの場では自発的なコミュニティ形成を促す事を実証する。建設行為を学生が主体となって、公開し建設行為を実施し、業務行為では起こりえないコミュニティ形成がスムーズに行えるようになる。その中から、学生が主体となった災害時支援プログラムを作成する事を目的とする。
建築計画では、応急仮設住宅地での主の動線上に、テントを張り出すように計画した。「ケンチクスルコト」で行なった建築の成果物と行為を行なう事で、応急仮設住宅地での「新しいツナガリ」が発生する