出展作品一覧

『上野恩賜公園日本美術館構想』
-東京国立博物館既存施設群改修及び上野公園への拡張計画-

氏名
一條 真人 
所属
日本大学大学院 理工学研究科 建築学専攻
所属
佐藤光彦研究室

作品概要

 上野恩賜公園内の東京国立博物館は、明治15年に誕生し150年の歴史を持つ日本最古の博物館であり、開館以来日本の歴史・文化を伝える重要かつ中心的な博物館施設であった。しかし、近年の芸術を取り巻く環境の急激な変化・文化の多様化により、大きな変革期を迎えている。博物館自体の経年変化・増築を繰り返してきた事による、既存施設群の機能不全や教育機能の不足など新しい時代に対応した施設とは言いがたい状態である。  
また、上野恩賜公園には、国立西洋美術館・東京都美術館など、様々な文化施設が存在し、芸術・文化の集合地域となっている。広大な公園の中に、周辺環境に溶け込む様に多数の文化施設が点在している現状は非常に魅力的であり、世界的に見ても貴重な地域である。しかし、現在それぞれの施設群は、単体として存在しており、各館の連携は非常に弱い状態である。  
そこで、上野公園内の中心的施設である東京国立博物館を改修・拡張し、日本美術を『歴史として学ぶ』のではなく『美術として鑑賞する』ことの出来る美術館へと変容させ、拡張する際に周辺施設との動線・ランドスケープ等を再構築することで、他施設群との連携を強め、上野公園全体を世界に誇る文化芸術地域とする。
プロフィール
一條 真人
1983年 東京都生まれ
2007年 日本大学理工学部建築学科高宮眞介研究室 卒業
2009年 澄心寺・庫裏デザインコンペティション 入賞
     (研究室協同)
2009年 (社)愛知建築士会学生コンペ
    『瀬戸グランドキャニオン』優秀賞
2009年 修士設計 吉田鉄郎賞(最優秀賞) 受賞
2009年 日本大学 桜工賞受賞
2009年 日本大学大学院理工学研究科建築学専攻
      佐藤光彦研究室卒業
現在    戸田建設株式会社 勤務
その他 第30回学生設計優秀作品展運営WG・NUフォーラム等、企画運営に参加
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