出展作品一覧

INTERACTIONAL SPACE —都心部低層住宅地におけるハイブリッド型住宅の提案—

氏名
宇津 奏子
所属
日本女子大学 大学院家政学研究科 住居学専攻
所属
小谷部育子研究室

作品概要

 都心部における低層住宅地は、不経済的とされながらも、守られた住環境は都市の魅力のひとつとなっている。この住環境の質を流動層や地域外の住民とも共有することで、都市の中の住宅地としての魅力が再認識され、新たな付加価値が得られるのではないだろうか。

 そこで本研究では、都心部低層住宅地における様々な問題点を改善する新たな併用住宅「ハイブリッド型住宅」を、実施計画であるケーススタディを通して提案する。  

「都心部低層住宅地の特性と可能性」では都市の視点から、「居住空間領域における空間の要素と構成」では人の視点からそれぞれ実地調査と事例分析を行った。考察結果から3つのプログラムコンセプトと3つのデザインコンセプト「オーナーの専有空間を開く」「居住空間領域の脱段階順構成」「空気の境界化による応答空間」を挙げた。  

こうしたハイブリッド型住宅のコンセプトを、実際の敷地や居住者に適応したケーススタディとして具体的なデザインにする。またハイブリッド型住宅が地域展開した時のバリエーションや相乗効果について思案し、都市の中の低層住宅地の在り方を再考する。
プロフィール
宇津 奏子
1985年 東京都出身
2003年 日本女子大学附属高等学校 卒業
2007年 日本女子大学家政学部住居学科 卒業
2009年 日本女子大学大学院家政学研究科
    住居学専攻 修了
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