出展作品一覧

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氏名
近藤 洋平
所属
武蔵野美術大学大学院 造形研究科 デザイン専攻建築コース
所属
土屋公雄スタジオ

作品概要

 物質と場所をキーワードとして建築とアートの関係性を研究してきた。それは、建築作品とアート作品の成立に、重要な要素だと考えたからだ。建築とアートは物質と場所に依存しており、それらの強弱によって各作品に差異が生まれると考え分析を行った。その研究の実践として作品を制作した。
武蔵野美術大学は芦原義信名誉教授のマスタープランのもと、現在の場所に設計・建設され1961年に開設された。そのプランは、直交したグリッドを設定し、そのグリッドによって建築や人々の導線を計画している。グリッドは、武蔵野美術大学を決定づける重要な存在である。  
このように、グリッドによって構成された場所に対して、任意の軸線をつくり出した。この軸線は、武蔵美術大学の8号館301教室から7号館に制作した。  
この行為によって、鑑賞者にグリッドというルールによって成立している、武蔵野美術大学のキャンパスの関係性をよりリアルに意識してもらうこと、そして、場所(武蔵野美術大学)に対して物質(軸線)が介在することで空間を変容させることを目的としている。
プロフィール
近藤 洋平
1984 岐阜県生まれ  
2007 姫路工業大学 環境人間学部 卒業  
2009 武蔵野美術大学大学院造形研究科
      デザイン専攻建築コース 修了
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