1986年 | 東京都出身 |
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2012年 | 工学院大学大学院工学研究科建築学専攻 修士課程修了 |
マイケル・ポランニー『暗黙知の次元』における空間設計手法
- 氏名
- 藤井 彩加
- 所属
- 工学院大学大学院 工学研究科 建築学専攻
- 研究室
- 谷口研究室
作品概要
私たちが普段見ている地図は、どんな場所でも同じような情報量が書き込まれている。
しかし実際に街を歩いてみると私たちの認識しているまちは地図のように情報量が一定のものではないことに気づくだろう。
どんな街にも、そうした個人個人が無意識的に認識しているものたちでできあがる人々の意識の濃度(ムラ)が存在している。
こうした通常地図上には表されない人の意識のムラ、その街に住む人、訪れる人のムラから生まれるものを手がかりに建築化はできないだろうか。通常地図上には表されない人の 意識のムラを視覚化・空間化し、その街に住む人、訪れる人のムラから生まれるものを手がかりに建築化するということが研究プロジェクトの概要です。
研究方法は ソーシャルマップという手法を使用しました。ソーシャルマップは、今回のよ うな人々の発した単語、写真、絵などを定量化する手法です。修士論文では、実際に一つのまちを設定し、学生の待ち歩き、来訪者や住民との対話によってソーシャルマップを作 成しました。プロジェクトでは、ソーシャプマップを元に今後必要であることが推測され た機能を推測する要素とこの街らしい空間をつくる形状になる要素へとわけ、設計をおこないました。