作品詳細

図式から空間へ - Le-thoronet修道院の光と影について - 

氏名
峯村 祐貴
所属
武蔵野美術大学大学院 造形研究科デザイン専攻
建築コース
研究室
菊地宏スタジオ

作品概要

Le-thoronet修道院:プロヴァンス地方にある、シトー派の修道院の一つである。ロマネスク教会には必ずある彫刻がほとんどない。また、様々な建築家がその影響を受けていると言われている。

このような評判を良く聞くうち、この修道院に大変興味を持ち修士研究のテーマにした。修道院の魅力は簡素な素材の構成だけにより、豊かな光の空間を作り出していることである。光と言ってもさほどの光量もないはずであるのに、不思議な明るさを感じる。そのような不可解な魅力こそ、明快さを求める現代建築から抜け出せるのではないかと考えた。

このようなコンセプトを踏まえ、架空のプロジェクトを創り、設計を行った。目黒の庭園美術館の隣にある、偏った面積構成になっている、国立科学博物館付属の植物園管理棟を増築し、一般的な博物館の面積構成にするというものである。

プロフィール
峯村 祐貴
2007年 日本大学短期大学部建設コース卒業
2009年  日本大学理工学部海洋建築工学科卒業
2012年 武蔵野美術大学大学院造形研究科デザイン専攻建築コース卒業

受賞歴

未来のエレベーターコンテスト2009 審査員賞
武蔵野美術大学学校賞
平成23年度武蔵野美術大学造形学部卒業制作・修了制作優秀作品展 出展
トウキョウ建築コレクション2012 出展

作品一覧にもどる

PAGE TOP