PROJECTS DETAIL
作品詳細
タガワ・リバーサイド・
ファクトリー
- 宇都宮市における地域産業再興に
向けた河川沿い街区計画 -
- 氏名
- 勝又 亮介
- 所属
- 宇都宮大学大学院 工学研究科
地球環境デザイン学専攻 - 研究室
- 安森亮雄研究室
- 作品概要
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栃木県宇都宮市にある田川は、JR宇都宮駅の駅前を流れる河川であり、かつては川沿いに染物工場や製紙工場など多くの産業で賑わっていた。現在も川沿いには、国指定重要文化財の建物や、宇都宮市の地元素材である大谷石で造られた工場など特徴的な要素が存在する。しかし川沿いの駐車場等が多くみられ、豊かな水辺空間が十分に形成されておらず、田川を隔てて駅前と市街地がうまく接続されていない。そこで田川沿いを、宇都宮市中心部の回遊性を創出する新たな河川軸として位置づけ、川沿いの街区を対象として、地域産業の再興に向けたタガワ・リバーサイド・ファクトリーを提案する。
本計画では、田川と宇都宮市の都市構造、田川沿いの建造物と都市活動、街区の特徴をふまえ、地域産業の再興に向けて、2つの街区(ハウジング・ファクトリー、コンプレックス・ファクトリー)とそれらをつなぐ遊歩道(タガワプロムナード)を計画した。タガワプロムナードでは、川沿いの特徴的な要素、対象敷地を繋ぐウッドデッキの遊歩道を整備することで、新たな人の居場所を創出した。ハウジング・ファクトリーでは、地域産業の拠点とまちなか居住を図り、コンプレックス・ファクトリーでは、駅前での地域産業の振興・発信を図った。これらによって、宇都宮市中心部に新たな回遊性を生む河川軸を形成した。
プロフィール
- 1991年
- 静岡県生まれ
- 2013年
- 宇都宮大学 工学部 建設学科
建築学コース 卒業 - 2015年
- 同大学大学院 工学研究科
地球環境デザイン学専攻
修了
作品イメージ
作品ファイル(PDF:7.1MB)