PROJECTS DETAIL
作品詳細
地縁水縁下宿 - 大三島分校生の為の下宿設計計画 -
- 氏名
- 木下 美紀
- 所属
- 昭和女子大学大学院
生活機構研究科
環境デザイン研究専攻 - 研究室
- 杉浦久子研究室
- 作品概要
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愛媛県今治市大三島にて、島外から通う「大三島分校生の為の下宿設計」を行う。1948年に「大三島高校」として建てられた愛媛県立今治北高校大三島分校は、2014年度新入生が30人以下でその後も増える見込みがない場合は廃校になる危機を迎えていたが、分校と住人らが一体となり34人の新入生を迎え、廃校を免れた。半数の17人は陸地部から通っている為、バス会社に学校に間に合うバスの便を出してもらい通学している。
大三島分校のある宮浦地区は、宮浦港、そこから続く参道の先に大山祇神社があり、中心街の地区である。かつては宮浦港から参道を通り大山祇神社へ参拝を行っていたが、しまなみ海道開通や宮浦港の閉港等により、アクセスが変化し、参道には空き家や空き地が増えた。本提案では、上記の①大三島分校生通学問題②宮浦参道衰退問題の2点をふまえ、参道にある、商店街の空き地空き家を活用した下宿設計を行った。島、参道、商店街ならではの、パブリックとプライベートの曖昧な空間設計を行う事で分校生のプライベートを守りつつ、島の人から見守られる下宿とする。また、新たな人の動きをつくることで、参道の活性化を望む。近年大三島には、サイクリストやスローライフを求めた移住者が増加傾向にある為、観光客をも取り込み、世代を超えた交流、観光客と住人の触れ合いの増加を期待する。
プロフィール
- 1990年
- 栃木県生まれ
- 2013年
- 昭和女子大学 生活科学部
環境デザイン学科 卒業 - 2015年
- 昭和女子大学大学院
生活機構研究科
環境デザイン研究専攻 修了
作品イメージ
作品ファイル(PDF:4.9MB)