PROJECTS DETAIL
作品詳細
JUNCTION CITY、群像
- JCT高架下から見る、
都市へのまなざし -
- 氏名
- 淺田 将矢
- 所属
- 東洋大学大学院
福祉社会デザイン研究科
人間環境デザイン専攻 - 研究室
- 櫻井義夫研究室
- 作品概要
-
ジャンクション(以下JCT)高架下の空間の魅力は都市価値を高める。自身の体験から本研究では東京都内に現存する首都高の全JCT高架下に着目し、その空間構成を周辺環境との関係性の中から明らかにする。
JCT高架下において偶発的にぶつかり合う建築/土木/環境要素の「近接性」を平面的に計測し、また各要素の垂直性における距離感を「重ね合わせの濃度」として捉え、定点観測的3Dシミュレーションから天空率と相関図を作成し分析を進めた。2・3次元的な指標を用いた分析方法は空間の性格を物語る指標になりうるのではないかと考え、またJCT高架下を基点とした各環境要素の組み合わせは、新たなる都市空間提案の論理として魅力ある空間提案に結びつくのではないだろうか。
さらに自身の設計においては、JCT高架下の空間構成分析から体系化する事の出来た4つのケースを母体とし、建築空間での設計手法への転換を4つの特徴的な都市的環境の中で展開する。JCT高架下という偶発的に誕生した空間が、計画的な都市的空間構成の指針になりうる事を建築空間への計画を通して実証し、現代的な空間としてのポテンシャルを持った都市空間の魅力の断片的な一面なのであるということを表明したい。
プロフィール
- 1990年6月
- 山口県山口市生まれ
- 2013年3月
- 東洋大学
ライフデザイン学部 卒業 - 2015年3月
- 東洋大学大学院
福祉社会デザイン研究科 修了
作品イメージ
作品ファイル(PDF:9.3MB)