PROJECTS DETAIL
作品詳細
富岡製糸場周辺エリア
まちづくり計画
世界遺産を支える都市循環機能の確立
- 氏名
- 山口 高広
- 所属
- 日本大学大学院 理工学研究科
建築学専攻 - 研究室
- 横河研究室
- 作品概要
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2014年6月21日に世界遺産に正式登録された富岡製糸場と絹産業遺産群。富岡製糸場という目的地に至るまでのプロセスともいえる周辺において、回遊する魅力は希薄化し、人や車が循環できるネットワークは未成熟である。
そこで本計画では群馬県富岡市の富岡製糸場周辺におけるまちづくりの提案を行う。新設の上州富岡駅や現在設計が進められている新富岡市庁舎を含めた周辺エリアにおいて、現状の調査分析を行う。その上で各店舗やその経営者の住居、公共的に使えるホールやギャラリー等を計画する。将来的に変化が予測される都市の動線等を読み解きながら、歩行者と車がスムーズに循環できるためのネットワーク、都市循環機能を確立する。歩行者の回遊できる空間を整備するとともに、富岡製糸場エントランス付近において顕著な歩車混在を軽減し、スムーズな車両動線を計画する。
また富岡製糸場とともに生きてきた周辺の街並みのなかに、一度廃れ、失われてしまった文化を再発見する。
そして、地域住民と観光客、行政を紡ぐ建築を思考し、地域住民に周辺のまちの魅力を再認識させ、誇りをもって世界遺産を長期的に支えてゆけるようなまちづくりを考える。観光客に世界遺産の価値の本質を認識させ、居住者の生活習慣から文化を享受し、再びこの富岡の地を訪れたいと思わせる。
プロフィール
- 1988年
- 群馬県前橋市生まれ
- 2013年
- 日本大学 理工学部 建築学科
横河研究室 卒業 - 2015年
- 日本大学大学院 理工学研究科
建築学専攻 横河研究室 修了 - 2015年
- 株式会社 INA新建築研究所
勤務予定
作品イメージ
作品ファイル(PDF:2.9MB)