PROJECTS DETAIL
作品詳細
Porous Structure
- コンピュテーショナル・
デザインによる植生・植物的構造を
有する空間デザインの提案 -
- 氏名
- 武藤 俊介
- 所属
- 武蔵野大学大学院 環境学研究科
環境マネジメント専攻 - 研究室
- 伊藤泰彦研究室
- 作品概要
-
近年、建築デザインにおいて、3次元CADやBIMを用いたコンピュテーショナル・デザインと、レーザーカッターや3DプリンターなどのCNCファブリケーション技術が注目されています。この2つの技術の発展・普及により建築デザインの可能性が広がり、以前よりも高度で自由なデザインが可能になりました。本制作は、コンピュテーショナル・デザインを用いて、自然界の造形を手がかりにした空間デザインの提案を目的にしています。自然が生み出す現象的な造形と植物固有の造形原理、巨視的な要素と微視的な要素の2つの要素をもとして、独立した部材が互いに支え合う空間デザインを計画しました。気候風土・地理的位置・生態系などの様々な事柄が、偶然的に連続し結びつく事で地域特有の地形が生まれます。同様に、植物のカタチも環境への適応・成長の過程・リスクヘッジなどの要因からカタチを変化させ進化してきました。こうした現象的な要因から生み出されるカタチを、デジタル技術を用いて空間デザインに取り組みました。自然のカタチをもとにアンジュレーションやボロノイ多角形に生成して、人の手作業では得られない植物に内存する形態原理・合理性を一つのランドスケープに落とし込みました。自然の形態原理を示唆させる空間デザインの実験的な提案です。
プロフィール
- 1990年
- 千葉県生まれ
- 2012年
- 武蔵野大学 環境学部 環境学科
住環境専攻 卒業 - 2015年
- 武蔵野大学大学院 環境学科
環境マネジメント専攻 修了
作品イメージ
作品ファイル(PDF:5.4MB)