PROJECTS DETAIL
作品詳細
切断の諸相 - 解体現場での経験を通して -
- 氏名
- 伯耆原 洋太
- 所属
- 早稲田大学大学院
創造理工学研究科 建築学専攻 - 研究室
- 入江正文研究室
- 作品概要
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大学二~四年の春休み、解体現場でのアルバイトを行った。住居の解体を主に、全33の現場に関った。その体験を通じ、次なる場を造り出す。契機としての「解体」の可能性を強く感じた。構築行為の原初的地平として解体を捉え、既存の都市・建築・空間を『切断』することで新たな価値の芽生えに接近する事を目的とする。
経験から空間へ:「切断行為」から発生する原初的な空間形態を、住居解体のプロセスに従って7つの模型に展開し、空間手法とする。
経験から都市へ:機能の飽和点を迎えた場所を再構築する契機として「切断面」を定義し、都市において採集を行った。
そして、3つの敷地において「昇華」「接触」「漂白」という切り口から切断を行い、既存の時代、スケール、構造を横断することで手法の射程を探った。
修士設計で建ち上がった「切断の諸相」が都市・建築・空間の在り様と新たな地平を今後の自身の設計活動に啓示しうることを望む。
プロフィール
作品イメージ
作品ファイル(PDF:2.6MB)