作品詳細
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経路の編集
- 氏名
- 関 里佳人
- 所属
- 武蔵野美術大学大学院
造形研究科 デザイン専攻 建築コース - 研究室
- 布施茂スタジオ
- 作品概要
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時折、「海の見える」「絶景」といった謳い文句をよく目にするが既存する多くの宿泊施設では、ある程度規則的な窓から同じような海が切り取られている。それらの海は、展望台や海岸沿いから眺める海には明らかに見劣りする。
本研究は、建築というフィルターを通した先にある風景のあり方について考えたものである。
人は時に、その場の感情でものの見え方や感じ方が変わるものだ。幼少期に体験した洞窟を抜けた先の海。そこには、不安や緊張 → 開放感という感情の反動が生まれた事によって同じ海でも一層の感動を受けたのだと考えられる。そこで、窓に至るまでの動線計画を「抑揚・誘引・隠蔽」という3つの建築的要素によって再編し、緊張感、不安感、期待感、高揚感 ...
そのような心的・身体的刺激を建築を通して与え、それらの要素の組み合わせにより様々な風景の魅せ方をできないだろうか。本修士設計は、窓(風景)に至までの物語(シークエンス)を設計計画するものである。
プロフィール
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略歴
- 1992年
- 愛知県生まれ
- 2014年
- 日本大学
芸術学部 デザイン学科 卒業 - 2014年
- 武蔵野美術大学大学院
造形研究科 建築コース 入学