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防災から考えるこれからの地方のあり方
- 徳島県美波町における地域特性を活かした防災計画の提案 -
- 氏名
- 児玉 貴典
- 所属
- 神奈川大学大学院
工学研究科 建築学専攻 - 研究室
- 曽我部研究室
- 作品概要
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東日本大震災以降、全国の77.9%の市町村が、津波避難タワーの建設をはじめ避難経路の保全化など防災計画の改定を行っている。
それらの中で計画されている津波避難タワーの中には、周辺の景観への配慮が十分でないものもあり、町の中で異物として佇んでいる場合も少なくない。また、普段から地域との関係が持たれていないため、非常時の利用に繋がらないことが懸念されている。日常の暮らしと非常時への対応という二つの側面を同時に扱かうことで、より安全でより暮らしやすい地域デザインを、景観維持に配慮しながら実現できると考える。
本研究では、徳島県美波町日和佐地区を対象として、地域住民へのヒアリング調査や地域のフィルードワークを重ね、美波町の現状や対応すべき課題を幅広く丁寧に読み解き、歴史や文化など地域特性を浮き彫りにすることで、歴史的景観の維持を前提としながら避難計画、地域防災対策を立案し、多様な地域生活のための拠点を兼ね備えた津波避難タワーの提案を行う。
それにより、少子高齢化などによる人口減少や、景観や文化など地域特性の消失による衰退が懸念されている地方都市における持続可能な地域計画となる。
プロフィール
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略歴
- 2014年
- 神奈川大学 工学部 建築学科 卒業
- 2015-2016年
- 國立台灣科技大學 留学
- 2017年
- 神奈川大学大学院 工学研究科 建築学専攻
曽我部研究室 修了
受賞歴
- 2013年
- 新宿クリエーターズフェスタ空間部門 優秀賞
- 2014年
- 神奈川大学卒業設計 優秀作品
- 2014年
- 東アジア建築都市学術交流セミナー2014
最優秀賞 - 2014年
- KU+ USF+LEMON HOME Design ForumⅡ
優秀賞 - 2014年
- 神大テクノフェスタ2014 優秀ポスター賞
- 2016年
- 福德祠學生競圖(実施コンペ) 5選
- 2016年
- INTERNATIONAL ARCHITECTURE COMPETITION CANNABIS BANK
最優秀賞 - 2017年
- 神奈川大学大学院修士設計 優秀賞