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新宿メガストラクチャー計画
〜「メガストラクチャー」による、アップデートを前提とした都市計画 〜

氏名
宮坂 岳見
所属
東京理科大学大学院
理工学研究科
建築学専攻
研究室
安原幹研究室
作品概要

 豊かな建築・都市を作ろうとする建築家の思想とは全く別の論理で成り立つ、スクラップ&ビルドによって垂直方向に成長する現在の都市計画のオルタナティブとして、1960年代に流行した設計手法である「メガストラクチャー」を再考する。
 世界中のメガストラクチャーを調査し、形態の特性を数タイプに分類することで「メガストラクチャー」の定義を明確化すると同時に、現代に有用な特性/衰退した要因となる特性を抽出した。
 JR新宿駅北側線路上一帯を計画地とし、フィーレンディールトラスからなる2枚の巨大な人工土地で構成された200年の寿命を持つメガストラクチャーを、駅利用に関わる交通機能を基盤として設えた。トラス内部や人工土地上には短工期で建設・解体が可能で、時の経過による都市の需要の変化に対応しうるようなサブストラクチャーが挿入される。サブストラクチャーは、内蔵された建設システムによって持続性・可変性を担保する。交通機能に流動性を与え、自らをアップデートしていく自律性を持ち、水平方向に広がりを持つ大架構空間が都市や人々に開かれるメガストラクチャーは、これからの都市空間のあるべき姿を示す。

作品イメージ

作品ファイル

プロフィール

  • 略歴
    2015年
    東京理科大学 理工学部 建築学科 修了
    2017年
    東京理科大学大学院 理工学研究科 建築学専攻 修了