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佇む光が躍るとき
ル・コルビュジエの建築作品の開口部における光の研究 -ロマネスク教会の光との関係性について-

氏名
石塚 亮佑
所属
東洋大学大学院
福祉社会デザイン研究科
人間環境デザイン専攻
研究室
櫻井義夫研究室
作品概要

 本設計はル・コルビュジェによって設計された宗教建築における造形的な開口部とその設計・建設時期に密接な影響があったとされるル・トロネ修道院をはじめとするロマネスク教会の開口部との比較・分析を行うことにより、コルビュジェの建築における光の操作が建築内部に与える影響・効果、またそれを果たす造形を再構築するものである。
 コルビュジェの建築作品における光の表現は空間全体に光を行き届けさせるものから、濃淡や色彩を展開させ観るものにも影響を与えるものとして変容していくことが窺え、これまで彼に影響を与えたであろうとされるル・トロネ修道院との関連性を図る。ル・トロネ修道院・ロンシャン礼拝堂の壁面開口部は共に厚い壁に傾斜のついた開口部を設けている。先のコルビュジェの作品の設計期間とル・トロネ修道院への訪問の時期からその関係性は密接なものであると仮定し、ル・トロネ修道院を含めたロマネスク教会とコルビュジェの後期作品、両者の開口部の分析を行い、そこから導き出した開口部の形態による光の効果・内部空間への影響を元に光を主軸とした建築の設計を試みる。

作品イメージ

作品ファイル

プロフィール

  • 略歴
    2015年
    東洋大学 ライフデザイン学部 人間環境デザイン学科 卒業
    2017年
    東洋大学大学 院福祉社会デザイン研究科
    人間環境デザイン学専攻 修了