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都市の商業建築における間 公共領域としの商業建築に関する調査に基づいて
- 氏名
- 内海 友博
- 所属
- 東洋大学大学院
理工学研究科 建築学専攻 - 研究室
- 工藤研究室(建築デザイン研究室)
- 作品概要
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商業建築の公共領域に着目し、都市の中で多様な居場所をつくる建築を提案する。
商業建築は店舗部分と非店舗部分の空間の関係によって形成され、非店舗部分は商業建築が都市空間の一部として捉えられるための役割を担い、また人々の居場所として機能している。そこで調査では商業建築の非店舗部分を公共領域と定義し、それらの空間特性や人々のアクテビティの考察を行った。設計では敷地を表参道の神宮6丁目交差点の一角とした。表参道には明治通り、竹下通り、キャットストリートなど多様な商業空間が見られこと、また世代の違う人や外国人観光客、近隣住人など様々な人が集まる場所であることが選定理由である。プログラムは商業以外にホールやシアター、イベントスペース、オフィスを複合した。建築は敷地内の異なる高さ制限を利用し、周辺に対し大きすぎるボリュームを3つに分節し、そのすき間を外部の公共領域とした。内部の公共領域はそれぞれの棟を繋ぐ軸線によって生じる余白部分を利用し、各階に散りばめている。交差点からは人の移動やアクテビティが垣間見え、それが建築をブランディングしていく。植栽は表参道の並木が屋上まで連続するよう計画し建築を彩る。これらの公共領域は建築の間、そして都市の間として機能していく。
プロフィール
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略歴
- 1994年
- 群馬県生まれ
- 2016年
- 東洋大学 理工学部 建築学科 卒業
- 2018年
- 東洋大学 理工学研究科 建築学専攻 修了