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団地の記憶と集合住宅の集積 -高度経済成長期以降の集合住宅の共用部の類型化と団地再生の手法に関する研究-
- 氏名
- 山田 慎
- 所属
- 東洋大学大学院
福祉社会デザイン研究科 人間環境デザイン専攻 - 研究室
- 内田祥士研究室
- 作品概要
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今日になりライフスタイルが多様性を持つことから様々な用途を持つ集合住宅が建築家と共に建てられることも多くなっている。集合住宅の居住形態が変化し、住まい手が多様化している。そこには歴史が存在していて、断絶されている関係性ではない。団地再生の手法として高度経済成長期以降の集合住宅の共用部の類型化を図ることで現在の団地のあり方について再定義できればと考えている。それぞれの集合住宅の共用部を形として扱い、性質・特徴などを抽出する。分析は3 つの項目について行っていく。建築計画としての分類と共用部と住戸の配置の分類から見られる傾向を分析とする。建築計画としての分類は団地の多様化に対する妥当性と将来的な観点で集合住宅の共用部の使われ方の傾向把握を目的とする。共用部と住戸の配置の分類はそれぞれの要素の意味と構成、またそれらの関係性を分析とする。これらの分類を行うことで共用部の性質の要素として整理し、設計への再構築を行う。トレースによって得られた団地と集合住宅のマッチング及びフィッティングからその新しい団地を更に作業を繰り返すことができることになる。そしていくつかのプランを重ねることでオーバーフローさせる。このように設計した団地は共用部の要素が複雑化し、団地に新たな空間をつくる。
プロフィール
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略歴
- 1994年
- 千葉県生まれ
- 2016年
- 東洋大学 ライフデザイン学部 人間環境デザイン学科 卒業
- 2018年
- 東洋大学大学院 福祉社会デザイン研究科人間環境デザイン専攻 修了
受賞歴
- 2016年
- 第13回集合住宅再生・団地再生・地域再生学生設計賞
- 2017年
- 第9回ハーフェレ学生デザインコンペティション2017 一次選考通過