Keyrium 循環する木 物語から設計するという手法を試みる

氏名
望月 シエナ
所属
昭和女子大学大学院
生活機構研究科 環境デザイン研究専攻
研究室
金子友美研究室
作品概要

日本の人工林が有効活用されずに余っていることで山が荒れ土砂崩れの原因になっている。そこで日本が輸入に頼らずに自国の木材を活用することで世界の森林破壊を緩和する事と日本の森の循環を考えるために人工林の木材を活用する事でより良くして行くための方法を検討する。

キーリウムとは「木、手がかり」+「場所」を意味する言葉を掛け合わせた名前である。キーリウムでは、木材の循環について理解してもらうための手がかりとなる場所を提案している。
敷地は古くから木材にルーツがある東京都江東区木場である。建築を通して木材を利用するだけでなく人々が植樹や育樹に関わることで日本の育成林に対する認知を高める方法を考えた。木材と使用者と森林のあいだで循環が成り立つような仕組みを検討した。
この建築空間を体験する事で普段森と直接関わる事の難しい都会にいながら地方の森と繋がる事ができる。展示空間や体験から木の循環を学び、苗木を通して森を見守ることで森を身近に感じてもらう。そして日本の木材に意識を向けて利用し続けていくことで木の循環を行う事ができると考えている。

この提案をより多くの世代に知ってもらうために建築を物語から設計するという手法を取り入れ問題を認識させる建物を提案する。

作品イメージ

作品ファイル

Profile

  • 略歴
    2020年
    昭和女子大学 環境デザイン学科 卒業
    2022年
    昭和女子大学大学院生活機構研究科 環境デザイン研究専攻 修了

一覧へ戻る